9話 …誰？ ページ12
『はぁぁぁぁ！』
もう何分経ったか。
切っては再生していく《それ》を見ながら、ふと思う。
『なんか再生早くなってる…？
というか…数…増えてない？』
ーーーーーーーー
一方その時
神威「全く、勘弁しろし」
神威は誰かが戦っている感じがして、歩いていた。
神威「なんだあれ…」
１人の青い少女と何匹かのケガレが闘っているところを見つけ、
神威「あいつ…陰陽師じゃない…よな
…しばらく様子を見るか…」
ーーーーーーーー
数が増えて当然、此処は禍野。
音を聞き、ケガレが寄ってくる。
しかしそんなことを知らない少女は、闘い続けていた。
『…誰かの足音が聞こえたような…？
痛っ…！
あ…今は、こっちに集中しなきゃな…』
少しずつ攻撃をくらいながらも少女はケガレ切る。
攻撃は小さいが深いものだった。
それに加え、ずっと動いている。もうすぐ一時間近くたつのにもかかわらず、動きは闘い始めた時とほぼ同じなのだ。
たとえ普通の陰陽師が同じように動いても、すぐに体力はなくなる。
底なしの体力、そして運動神経。
これにおいて少女はずば抜けてよかった。
だが少女は１人、ケガレは複数。
多勢に無勢だった。
『うっ…！』
ドガァァン
ケガレの攻撃をもろにくらい、近くの崖の壁に大きな音を立ててぶつかる。
『…ゲホッゴホッ…ヤ、バイ…このままじゃ私は…また…あの時みたいに
な、んとか理性は…保たなきゃ…じゃなきゃあの女の子は…』
なんとかふらつきながらも立つ少女にケガレの攻撃の手がくる
『！！』
「急急如律令！」
その声が聞こえた次の瞬間、周りにいたはずのものは星を描き消えていった。
一瞬の出来事に思わず固まっていると
「大丈夫ッスか？」
と声をかけられで私は我に帰った。
私を心配そうに見つめるのは男女二人組の大人だった。
男性の髪は水色で、あとマスク。
女性の髪は黄色にピンク、服は白の…ドレス？
『…はい。大丈夫です。私のことはお気になさらず。』
「そうゆう訳にもいかんのやけど？
あんた…すごい怪我しとるやないの」
『…あ』
「あ、じゃないッスよ。全身傷だらけじゃないッスか」
本当だ。服もボロボロで、所々血が滲んでいる。よくこれで痛みを感じなかったなと思ったが、全身を〔力〕で纏っていたことを思い出し、納得した。
「じゃあ、傷見せてくださいッス」
『…私は大丈夫ですよ。もう少ししたら治ります。』
「だからそういう訳にも…『ところで、あなた方は…？』
「「……」」
ラッキーカラー
あずきいろ
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沙耶香 - あの、まだ途中までしか読んで無いんですけど勘九郎さんの名字水度坂ですよ？ でも面白いので更新頑張ってください！ (2018年6月23日 22時) (
レス) id: 4038676c9e (このIDを非表示/違反報告)
夜菜 - 凄く面白いです！！これからも頑張って下さい（K・K） (2018年5月8日 23時) (レス) id: b693518974 (このIDを非表示/違反報告)
天竜氷華 - 続き楽しみです！頑張って下さい！ (2017年10月15日 11時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
氷空竜 - 幽☆遊☆白書の雪菜ちゃんみたいですね！楽しみです！ (2017年10月11日 19時) (レス) id: 679ef415fd (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ((((；ﾟДﾟ)))))士門編3、書き換えます (2017年8月28日 12時) (レス) id: 8fd261922c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十夜 | 作成日時：2017年4月2日 0時
