理事長の娘は…６

２８８話 ページ43

毛利「悪いな嬢ちゃん、蘭の学校で急遽練習試合する事になったみたいで今日は夜まで帰れないみたいなんだ」




今度日程が合う時に出掛けようって言ってたから許してやってくれ



毛利がそう言うと優は




優「うん…！」



と頷いた


毛利に渡すものは渡し、特にやる事が無くなってしまった優は今日はもう帰るとケーキを食べ終わると荷物をまとめた





毛利「嬢ちゃん、帰りはどうすんだ？俺はこの後依頼があってな……このガキんちょも出掛けるみたいでよ」





優「……一人、で「それなら僕が送りますよ」」




毛利「お、そりゃいいな！けどバイトはどうすんだ？」




安室「今日は短時間ですので、あと1時間程で終わるのでそれまだはポアロでゆっくりしてもらって、バイトが終わり次第送りますよ」




どうです？と安室が問いかけると優は




優「…！(ｺｸｺｸ」




何やら嬉しそうに賛成した


優は安室についていき、ポアロに入るとメニューに書いてあったりんごジュースを注文した





安室「そうだ、帰りは車でも良いですか？」




優「…怖、くない、？」




安室「ええ、もちろん安全運転ですよ？如月から他人の運転する車が苦手だと聞いているのでもしなら電車でも構いません」




優は少し考えると、安室に伝え安室がキッチンへ戻っていったのを確認すると直ぐにスマホを取りだし

如月にメールを送った







〜先生、安室さんと知り合いなの？〜





〜お、そうだぞ！俺が前言ってた奴だよ！覚えてるか？安室透！〜




〜……！思い出した…！あのね、今日安室さんが車でお家まで送ってくれるって言ってるんだけど、安室さんの運転って怖くない？〜




〜ああ、大丈夫だ。それにアイツは俺の信頼出来る仲間だよ〜





〜分かった！〜







メールのやり取りが終わる頃、丁度安室が注文した物を持ってきた





安室「お待たせしました、りんごジュースとサービスのプリンです」




優「！」




安室「今新しいプリンを作ってて、良ければ感想を教えてくれるかい？」




優「あ、りがと…ござい、ます…！」



安室「どういたしまして(ﾆｺ」



優「あと…くる、ま……でも、良い、ですか…？」



安室「勿論、大丈夫だよ。それじゃあ1時間後にまた呼びに来るね」




優はその後1時間、スマホでネットを見たり本を読んだり、店内の雰囲気を味わったりしていた





そして……

２８９話→←２８７話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す