284話 ページ39
学秀「優、大丈夫。僕がいる」
学秀は直ぐに写真を優の視界から除け、手紙を代わりに読み始めた
〜可愛い可愛い私の娘へ〜
もうすぐ二学期が始まりますね、ちゃんと用意はできてますか?
そろそろ貴方のお母さんに、そして學峯さんの妻になろうと思います。
優ちゃんが許可をしてくれないなら私はどんな手を使ってでもあなたの口から『お母さんになって欲しい』と言わせます、覚悟しててね。
最近1人で行動しなくなったようで、私は貴方に会いたくても会えないの。
いつなら1人になるのかしら?
そうそう、この手紙を学秀君に見せてもいいし私の旦那さんにも見せてもいいからね。
二学期、無事に過ごせるといいわね
また、会いましょう?
〜あなたのお母さんより〜
小さな声で読み上げていたが途中から優が
優「ママ……ママは、ママだ、け……さちこ、せんせ……嫌…!」
と身体を震わせながら手紙の内容を否定していく
優「パパの、お嫁さ……ママ、だけ……」
学秀「優、大丈夫。僕もあの人が家族になるのは反対だ。父さんもそう思ってる。」
優「……ほん、と…?」
学秀「勿論、心配なら今日父さんに聞いてみるといい。これの手紙と写真は如月先生に託してもいいかな?」
優が頷くと学秀はそれを袋の中に入れて玄関に置いた
この日、優は蘭達と散歩をする約束をしていたため一応毛利にも伝えようと如月や學峯と電話で決め毛利探偵事務所へ向かった
学秀「優、駅から1人でいけるかい?生徒会の用事があって外す訳にはいかないんだ…」
優に付き添うことが難しい学秀
優は大丈夫だと笑って学秀と別れ、駅から出た
迷子にならないように地図アプリを見ながら歩いていく
優(次の信号を右に曲がって……あれ、左かな…)
上手く地図が読めないのか駅から少し離れたところで立ち止まってしまった
優(右かな……)
男1「お嬢ちゃん迷子?」
男2「俺達が案内してあげようか(ニヤニヤ」
優「……え」
優を囲むように3人の男が声をかけてきた
上手く喋れない優は学秀達から知らない人に声をかけられたらその人と距離を取り人混みの中に入るよう言われていた
だが囲まれている今それを実行できない
男3「どうしたのー?もしかして体調悪いのかな?」
男2「どっか路地裏とかで休む?(ニヤ」
優「……いや、です…」
やっとの事で出せた声
しかし……
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ルナ(プロフ) - 何時も読んでます、7が公開されるのを楽しみにしてます! (2020年7月2日 8時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - コナン=盗聴器になるから気をつけてかなきゃね (2020年6月26日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!応援してます!更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 11時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
水乃 夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます!(初コメ失礼します!) (2020年5月4日 10時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!! (2020年4月12日 15時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レオン x他1人 | 作成日時:2018年6月10日 17時