277話 ページ32
ミラ「貴方とソフィアが別人なのはちゃんと分かってる。それを分かってのお願い…。写真を撮っても良いかしら…?」
悲しげな笑みを浮かべ、この通りと頭を下げるミラ王女
優「…?」
優は理由が分からずはてなマークが頭に浮かんでいた
ミラ「いつも私がこの部屋に来た時に写真を撮って遊んでたの。駄目かしら…?」
優に説明をすると、ミラ王女は机の上に置いてあるカメラを手にした
優「い、しょ…撮る…なら…」
ミラ「…!ありがとう…!」
ベッドに座り、何枚か写真を撮ると満足したのかミラは優を抱きしめた
ミラ「ソフィアは……妹はね、生まれつき歩けなくて叔父が恥さらしだと言ってこの部屋から出さなかったの…。」
優「……」
ミラは独り言のように呟き始めた
ミラ「だけど私やお兄様、お母様は毎日のようにソフィアに会いに行って沢山お話をした。ソフィアもとっても楽しそうに話を聞いてくれた。……亡くなる前日もね、日本に行くのが楽しみだって……」
優「…」
優は何も言えず、近くにあったペンと紙を手に取った
優「……」
簡単に質問文を書くとミラに見せる
【Did Sofia also come to Japan?(ソフィア様も日本に来る予定だったんですか?)】
ミラ「……ええ、極秘だったんだけどね。SPには写真を見せて、バレないよう警護してって言ってた。歩けないこと言わなかったから貴方が間違えられたのね…きっと」
【Did you not say that Sofia died?(ソフィア様が亡くなった事は言わなかったんですか?)】
ミラ「…叔父からの命令で、言わなかったの。きっと叔父はそっくりな人が居たらソフィアの身代わりにしようとしてたのよ。キースも気付いていたはず」
ミラは立ち上がり、ごめんなさいと謝り始めた
ミラ「関係ない貴方達を巻き込んでしまって……貴方の大切な人を怪我させてしまって…。」
優「……悪、い、のは、あの、男、の人だか、ら…ミラ、様……悪く、ない…です」
ミラ「けど、知っておきながら何もしなかったのは……」
優「怖か、た……けど、お城、来れて、嬉しか、たです」
ミラ「…お城なんてただ広いだけよ?」
優「…お姫、様…とか、執事さ、とか…すご、かた……!」
ミラ「……クス なんだか貴方を見てるとすごく癒されるわ。Mr.キサラギの言いたいことが分かる気がする」
ミラは部屋を出て先に戻ってて、と優に広間に戻るよう言った
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ルナ(プロフ) - 何時も読んでます、7が公開されるのを楽しみにしてます! (2020年7月2日 8時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - コナン=盗聴器になるから気をつけてかなきゃね (2020年6月26日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!応援してます!更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 11時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
水乃 夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます!(初コメ失礼します!) (2020年5月4日 10時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!! (2020年4月12日 15時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レオン x他1人 | 作成日時:2018年6月10日 17時