理事長の娘は…６

２６６話 ページ31

如月「さっきので沢山怪我した人はいるが、全員生きてるから安心してくれ(ﾆｺ」





優「…ほん、と…？」





如月「ホントだ。ほら、次は優達の番だ。どこか怪我してないか？」




優「…おにー、ちゃ…と、蘭、さ……」





優は2人の名を呼び、如月に診て欲しいと頼む






如月「爆風に巻き込まれたか？」





蘭「あ、いえ…少しあの離れから逃げる時に衛兵の人と」





如月「なるほど、戦ったわけか…。目に見える怪我は無いけど何処か痛むとこは無いか？」




蘭「大丈夫です」




如月「学秀君は？怪我…増やしてないか？」





学秀「はい、大丈夫です」




学秀は腕を如月に診てもらい、包帯を巻き直した


優は学秀の包帯を巻き直している如月をじっと見つめる





如月「優…？そんなに見られるとやりにくいんだが…」





優「せん、せ……背中…怪我……」





優は如月が怪我をしていると指をさしながら言う



如月はバレたのか、と自身の怪我を認めると後で薬塗るから大丈夫と後回しにする





優「……」





如月「それより、優の声が何か気になるが…。風邪でも引いたか？」




優「？(ﾌﾙﾌﾙ」





如月「ならいいんだが…。次、ボウズだ」




コナン「あ、うん…！」





如月は続いてコナンの怪我を診る



特に大きな怪我がないことを確認し、蘭から離れないよう指示した




如月「…おい、ルパン三世はどうした」




如月は泥棒ではあるが怪我していることを懸念してなのか、ルパン三世の姿を探す

が、見つからず居場所を訪ねる






「既に逃げた様です…！」




如月「ま、大丈夫だろうな…」




ミラ「ねぇ、少し優を借りてもいいかしら」




治療を行っている部屋に突然ミラ王女が入って来た





如月「…何をなさるつもりですか」




如月は少し警戒しながら尋ねる





ミラ「別に、ただ話をしたいだけ」




如月「…學峯」




學峯「優に決めさせましょう。どうしますか？」




優「…行く…！」






優はミラの後についていき、エレベーターにのり上の階へ行く









そして








ミラ「ここは妹……ソフィアの部屋なの。私の我儘…聞いてくれる？」

２７７話→←２６５話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す