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240話 ページ4

「!」






「それは……!貴様国の者か」






如月が見せたものは防衛省の上位に立つものである証拠の手帳

それを見た男達は固まった





如月「そうだ、言っておくが俺の発言力はかなり強いぞ。日本人の女の子をヴェスパニア王国の人間が攫った……そう言えば日本とヴェスパニアの関係は間違いなく悪化する」








如月(最近ヴェスパニア王国の女王と王子が猟銃の事故で亡くなってしまってるんだ、今ここで日本に貸しを作っておきたいだろうから……これで追うのをやめてくれるはず)






「ソフィア様ではないという証拠はあるのか、それが無ければ我々はあの方を連れて行く」








如月「証拠?お前ら姫様とあの子の見分けもつかないのか?ハッ とんだSPだな」







嘲笑うようにそう言うと男達は何も言えなくなってしまった







如月「ま、そんな訳でこれ以上あの子に何かするようなら俺も、あの子の家族も……白虎も黙ってねぇから覚悟しておけ」






「……っ」






如月の冷徹な声に声まで出すことが出来なくなった男達は如月が去っていくのをただただ見ているだけだった







































優「……」






一方その頃、優はベンチで休んでいた








優「…」







1人で息を整えながら座っていると、背後から2人の男が息を殺して近づいてきた








パシッ!!






優「___!!!」







「ソフィア様、帰りますよ」







優の腕を掴み、無理矢理立たせた






優は必死に腕を振るが男の手を払い除けることは出来なかった









「ソフィア様、貴方は顔を見られてはまずいんです。そこは貴方もお分かりのはず、何故ホテルから抜け出したんです」






「それは後にしろ!早くソフィア様を連れt…」






もう一人の男が言い終わる前にその場から姿を消した……


いや、吹き飛んでいった




代わりにそこに立っていたのは




殺気を撒き散らしている学秀だった









学秀「おい」





学秀の声は普段よりも何倍も低く、そしてどこか怒りが篭っている





「____っ!?」







ただならぬ気配を感じ取ったのか男は身体を強ばらせた





しかし、直ぐにハッとなり優を連れて公園を出ようと足を動かす









「ガキに構ってる暇はねぇんだよ!どけ!!」







男は抵抗する優を引っ張る








優「い、た……い……!!」








優の目からは痛みから涙が零れだす

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ルナ(プロフ) - 何時も読んでます、7が公開されるのを楽しみにしてます! (2020年7月2日 8時) (レス) id: 50582a260f (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - コナン=盗聴器になるから気をつけてかなきゃね (2020年6月26日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!応援してます!更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 11時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
水乃 夜空(プロフ) - 続き楽しみにしてます!(初コメ失礼します!) (2020年5月4日 10時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!! (2020年4月12日 15時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レオン x他1人 | 作成日時:2018年6月10日 17時

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