理事長の娘は… (ページ9)

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８話ページ9

學峯「優、さっきの事は誰にも言わないと約束出来るかい？」

飲み物を飲み終えた優の横に座り話し始める學峯

優「……？」

學峯「あれは今は国の偉い人と私しか知らない、国家機密の事に関係するんだ。明日また詳しく教えてあげるから今日はもう帰って休もうか」

優「……分かった……ナイ、ショする」

學峯「いい子だ。それじゃあ帰ろうか。」

優「……仕事……」

學峯「今日は終わったよ？後は家でも出来るからね」

机を片付けて學峯は自分のと優の鞄を持ち車へ向かった

優はパーカーを深く被って學峯の後をついて行った

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學峯「さて……今日の晩御飯は何にしようか」

車を発進させ、家に帰宅しながら今日の晩について考え始めた學峯

學峯「何かリクエストはあるかい？」

優「……今日…パパ、が作、るの？」

學峯「そうだよ。あ、カレーはどうだい？」

優「……甘、口？」

學峯「甘口寄りの中辛だよ。それなら優も食べれるだろう？」

優「う、ん。ならカレー、がいい」

學峯「分かりました。それじゃあ家での仕事が終わったら材料を買いに行くからお留守番………………は難しいか」

優「……お兄、ちゃ、んが直ぐ帰っ、て来る、から、留、守番で、きる」

學峯「本当かい？ならお留守番頼もうかな」

優「が、ばる」

そう会話をしているうちに家に到着した

學峯「優、先ずは着替えておいで」

玄関で鍵を開けて先に優を入れた學峯は優に指示を出し、學峯自身はリビングへ向かった

数分後、優がタタタッと２階から降りてきた

學峯「優、どうぞ」

優「これ、は……？」

學峯「何時ものやつだよ」

何時もの、とは學峯や学秀が作る薬が溶けている水のことである

優「……ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ」

優はゆっくりと飲み、飲み終えるとソファーに座って本を読み始めた

學峯は書斎へ行き仕事を始めた