理事長の娘は… (ページ44)

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４２話ページ44

食器をさげると

学秀から薬を渡され優は慣れた手つきで飲んだ

学秀「ん、お利口。それじゃ続き観ようか」

再びソファーに座ると一時停止していたテレビを再生して観始めた

『いやー、月の蒸発は未だに信じれないですよねー』

『そうですねー、まだ原因も分かってないんでしょ？怖いですねー』

『まぁ世の中おかしい事だらけですからねぇ』

学秀「またこの事か……」

優「ｹﾎｯ……」

学秀「大丈夫か？」

優「……ｹﾎｯ、う、ん」

学秀「なら良かった。」

学秀はリモコンを操作して、リアルタイムのテレビに変えた

学秀「月のニュースはもう飽きたんだろ？なら違うモノを…………」

と、テレビを見るとまたしても月のことだった

優「……？」

学秀は直ぐにテレビを消した

学秀「……月の事ばかりだった。今日はテレビは止めようか、ごめんな」

優「……！(ﾌﾙﾌﾙおに、ちゃ悪くな、い」

学秀「何かDVDでも借りてきてたら良かったかな……」

優「……おに、ちゃ」

学秀「ん？どうした？」

優「……え、と……ん、と……」

優はソファーで並んで座っている学秀の膝を見ていた

学秀「…！ｸｽ」

言いたい事が分かったのか学秀はクスリと笑って優の頭を膝の上に乗せた

学秀「こういうことだろ？」

優「う、ん、あり、がと」

学秀「どういたしまして、適当に起こしてあげるから寝ててもいいよ」

優「ん……わか、た……」

、

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、

、

、

、

如月「チーッス！！てアレ……？」

午後5時、如月は鍵を持っていたのか静かに入り学秀と優を驚かそうとした

が、

優「ｽｩ……ｽｩ……」

学秀「…………」

ソファーで学秀が本を読み、学秀の膝の上に頭を乗せ寝ている優が目に入った

学秀「……優が起きるので静かにしてくれませんか」

如月「え～もう起こせよ～、だってもう飯の時間になるぞー？」

学秀「………………」

如月「俺優とイチャイチャしたいんだよなぁ……起こすか！よし！」

如月はそう言うと直ぐに行動した