理事長の娘は… (ページ41)

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４０話ページ41

学秀「おまたせ」

優「…誰、から、の？」

届け物の送り主を聞いてきた優に学秀は

学秀「ちょっと分からないんだ。確認したら教えるから今は届け物の事は忘れてくれるかい？」

はぐらかして、

学秀「じゃあ今日は……部屋の掃除をして、テレビでも観ようか」

今日の予定を組み立てた

優は「うん」と返事をすると立ち上がってもともと綺麗な部屋を更に綺麗にするため、

優「おに、ちゃ、」

学秀「ん？」

優「そ、じき、どこ？」

学秀「掃除機は……そこのクローゼットの中にあるよ」

優は掃除機を取り出し、スイッチをオンにして端から掃除を始めた

学秀はその間に先程受け取った箱を持って二階に行った

そして、何処かに電話をかけた

優は掃除を始めると2時間は終わらない事を知っている学秀は掃除をさせている間に如月に電話をかけて届け物の確認をしようとしていた

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

如月『もしもし、学秀君かい？』

学秀「おはようございます。」

如月『どうしたんだ？』

学秀「あの、何か家に宅配便を使って物を届けてますか？」

如月『届け物？してねぇな……つか物を送るなんて俺はしねぇぞ？近いから直接持っていった方が早いし宅配便何て金かかるし』

学秀「そうですよね……」

如月『俺から何か届いてんのか？』

学秀「はい。如月先生から優宛に……」

少しの間如月は静かになり、そして低い声で

如月『まだ中身は見てねぇか？』

学秀「まだ開けてません。」

如月『今日學峯は何時に帰ってくる？』

学秀「6時半には帰ってきているかと」

學峯が帰ってくる時間を伝えると如月はまたいつもの声に戻り

如月『じゃあ俺6時くらいに浅野家に行くから飯作っとってくれ、んじゃその箱優に見つからねぇように隠しとけ～じゃあまた夕方～』

学秀「え、如月先生……」

スマホはすでに通話が終了されていた

学秀は言われた通り、箱をリビングに持っていき高い位置にある棚に入れた