理事長の娘は… (ページ24)

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２３話ページ24

優「あ、か…………か…………「烏間」烏、間さ」

名前が思い出せなかったのか優が戸惑っていると如月が烏間の名前をボソッと言った

優「……と……せ、せ」

如月「俺ついで？！」

烏間「如月黙れ。浅野理事長から連絡がいってると思うが改めて。俺は烏間惟臣。これから優さんを指導していく者だ」

手を差し出す烏間

だが優は手を動かそうとしなかった

如月「ざーんねーんでしたー！ww優は知らない人には手を握るとかそんな事はしませーんwwな！俺とは握手できるよな！」

と、如月が手を差し出すと

優「……う、ん」

ビクビクと手を差し出した

烏間「……なら、仕方ないな。準備は出来てるか？出来てるなら早速学校に行こうと思うのだが……」

優「……ｯ」

烏間が喋っている間、優は目を合わせようとせず

優「……せ、せ……！」

如月の手をギュッと掴んでいた

如月「……やっぱ俺がついてきて正解ッスね烏間さん」

烏間「…あぁ」

如月「優、俺も一緒に学校に行くから車に乗ろうか？」

優「……う、ん」

烏間が運転席、優と如月は後部座席に座り出発した

如月「ちゃんと飯食ったか？」

優「……こ、れ。」

今日の朝食の写真を見せて優は全部食べたと報告した

如月「すげぇじゃん！これ全部食べれたのか！頑張ったな！」

わしゃわしゃと優の頭を撫でる如月

優は抵抗せずに撫でられていた

如月「薬も飲んだか？」

優「飲、だ」

如月「おし！お利口！！あとで飲み物奢ってやるからな！(ﾆｶｯ」

優は少し嬉しそうに頷いた

如月「ところで烏間さん、優って何処で勉強するんスか？」

烏間「……浅野理事長に空き教室を借りた。そこで勉強をする。訓練は防衛省の施設だ。」

如月「ふぅん……そこなら俺もすぐ駆け付けられるしイイっすね」

そこで優はふと疑問に思った

優「せ、せ……訓、練……何で、知って、る、の？」

国家機密である事を一つも驚かずに会話を続けていた如月に疑問をぶつけた