理事長の娘は… (ページ17)

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１６話ページ17

優「……月……？」

烏間「月が蒸発した事は報道でご存知だと思います。しかし蒸発したのではなく、爆発したのです。あの超生物によって。」

優「……え」

烏間「そして奴は来年の３月、地球を破壊すると予告してきました。」

書類に載っている超生物の画像を見る優

優「……」

烏間「普通は予告したら逃げるはず、だが奴は逃げずに我々に『椚ヶ丘中学校の３年Ｅ組の担任教師ならやってもいい』と述べてきた。それなら奴も逃げずに殺せる可能性が高くなる。」

優「ころ……す……？」

烏間「あぁ。そして奴は普通の武器では死なない。この、特殊な武器でないと殺せない。」

特殊武器であるナイフと銃を取り出した

烏間「これは人間には全く害がない。が、奴には効果は抜群だ。」

優「…………」

恐る恐る武器を触った

烏間「それを使って３年Ｅ組の生徒は奴の暗殺に協力してもらうことになった。」

優「……」

烏間「本来これは国家機密。知った者は記憶消去の手術を受けなければならない」

優「しゅ…………じゅ、つ……」

烏間「だが君は故意に知ろうとした訳ではない。加えて浅野さんの娘さん。」

學峯「優は手術を受けなくていい。そして超生物の暗殺に協力して欲しい。そう言う事ですよね」

烏間の続けて言おうとした台詞を學峯が代わりに言った

烏間「……ええ。どうでしょうか。」

優「…………が、こ……行く、時だ、け……？」

烏間「勿論です。また、暗殺に伴い、訓練も受けてもらいます」

優「……く、れ……？」

烏間「はい。」

學峯「烏間さん、調査済みだと思いますが優は……」

身体が弱い

それを言おうとしたが烏間は學峯が言うよりも先に言葉を発した

烏間「承知してます。もし優さんが協力してくれるのならば優さんには無理のない訓練を受けて貰います。」

學峯「優、どうしますか？どちらでもいいのですよ？」

優が出した答えは…………