理事長の娘は… (ページ14)

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１３話ページ14

ー翌朝

優は目覚ましが鳴るよりも前に目が覚めた

時刻はまだ５時前だった

学秀は寝ており、優は静かに１階へ降りていった

ｶﾞﾁｬ

リビングへと繋がるドアを開けると學峯がソファーで各国の新聞を読んでいた

學峯「優？もう起きたのか？」

優に気付いた學峯は新聞を読むのをやめた

優「う、ん…………」

學峯「どうしたんだい？」

學峯は優を自分の隣に座らせた

優「昨日……の……」

學峯「……！超生物の事かい？」

優「っ……う、ん。」

學峯「それがどうしたのかい？」

優「せつめ、何処でやる、の……？」

優は自分の服をギュッと握った

昨日の出来事が怖かったのか優の身体は少し震えていた

學峯「…防衛省何ですが……どうですか？そこで説明があるから。勿論、私も行きますよ？」

優「で、も知らな、人……いっぱ……」

學峯「大丈夫。私がいる。」

學峯は優に微笑みかけた

優「……う、ん」

學峯「頑張ったら帰りに何か買ってあげようね」

優「！！」

學峯の言葉に優は笑顔を見せた

學峯はその反応を見てクスリと笑った

學峯「さ、ご飯が出来るまでゆっくりしてなさい。あ、二度寝は駄目だからね？優は１度寝たら中々起きないから(ｸｽ」

そう言いながら學峯は新聞を持って仕事部屋に向かった

優「……」

何をしようかと考える優

まだ起きたばかりなので先ずは顔を洗い、髪を整え、着替えた

制服ではなく、私服に。

暫くの間優はリビングで本を読んでいた

學峯「優、そろそろ朝ご飯にしようか。簡単に作っておくから３０分経ったらおいで？」

優「う、ん」

學峯「あ、学秀を起こしてきてくれるかい？」

學峯が頼むと優はﾀﾀﾀｯと二階にのぼっていった

、

優の隣の部屋の学秀の部屋の扉を静かに開けてベッドの近くまで来た

ちなみに今の時刻は午前５時５０分

優はゆさゆさと学秀を布団越しに揺らした