３おじさんと転校生 ページ4
渚side
“救世主だ…!”
〜
樋「皆さん、おはようございます。
…挨拶の仕方を忘れてしまいましたか??」
渚「ｯおはようございます!」
樋「うん。
一つ、皆さんに伺います。いま夢中になれるものがありますか?
もっと今という時間を大切にして、
何か夢中になって生きてみませんか?」
最後の1年…
このままでいいはずが無い。
この先生に私の1年を託したい…!
美「おはようございます
３年の田中 美香です。
私は前の高校でフルートをやっていました。
ここでも引き続きフルートをしたいと思っていますので、よろしお願いします。」ﾆｺｯ
手短な挨拶と共に
天使のスマイルを落としていった、
隣の不良達が騒ぎ出した。
すごい挨拶は丁寧なんだけど…
見た目がすごい、
蓮なみの金髪だよね…
「ぁｰｰ…えっと、おはよう。
ぅん、こんな微妙な時期に
来たわけなんで
皆さん思うことがあると思いますが…
まぁ、正直に言えば
あの優秀な高校から
こんな所に飛ばされる
だけの事をしたのかも知れないですね。」
黒髪の彼女は、
美崎高校を軽く馬鹿にした挨拶をした。
すごい可愛いのに、厳しいなぁ…
隣は相変わらず盛り上がっています。
でも、二人がいた高校ってたしか
吹奏楽部の強豪校だったような…
ｶﾞﾗｯ…
そんな騒がしい中、ドアの開く音が体育館に響いた。
樋「遅刻ですね、おはようございます。」
青「…。」
先生に話しかけられても
横目で見るだけで
体育館を出ていこうとする裕人たち。
樋「ぉい、逃げるんですか?
私は逃げたりしません。
君達がハートでぶつかってきてくれるなら…」
圭「ハートって何だ??」
金「それは心臓のことだし〜」
勇「昭和かｯ笑」
樋「人生はハート、人付き合いもハート
一緒に心を響かせようじゃないか。」
青「…、」
やっぱり裕人たちは出ていってしまった。
樋「待ちなさい!((
『ちょっと…、樋熊先生!
あの五人には関わっては駄目ですよ!』
樋「そんな、教師が逃げたらダメでしょう。」
先生達がごたごたしている間に
私は樋熊先生の元へ走った。
渚「先生!吹奏楽部の顧問になってください!!」
それと…、
渚「転校生の2人も
今日の放課後音楽室に来てくださいね、
私は部長の有馬 渚です!」
少し遠くにいる二人に届くように
少し大きな声でそう言った。
「。」
美「。ぁ、はい笑」
二人とも何故か固まってしまっていた。
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りんご娘 - 初コメありがとう!!泣 頑張ります! (2016年7月28日 19時) (
レス) id: 1ca056df99 (このIDを非表示/違反報告)
りーり(プロフ) - 私もトロンボーンやってます！続き気になります！楽しみにしてます！ (2016年7月26日 21時) (レス) id: 1b86475e4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご娘 | 作成日時：2016年7月26日 20時
