7話やで ページ8
side侑
次の日から俺はAちゃんに話しかけまくった。
1日目
侑「Aちゃんおはよぉ。」
『・・・。』
2日目
侑「Aちゃんお昼どこで食べてんの?」
『・・・。』
3日目
侑「Aちゃん今の授業のノート見してくれん?」
『・・・。』スッ
侑「!ありがとぉ。」
4日目
侑「昨日サムがな、俺のおかず横取りしてん。あ、サムっちゅーのは俺の双子の兄弟なんやけどな?」
『・・・。』
5日目
侑「あ、Aちゃんおはよぉ。」
『・・・おはよ。』
侑「え!?今返してくれたん!?」
『・・・。』
〜昼休み〜
治「お前よぉ飽きんなぁ。」
角名「あんなに毎日無視されてるのにね。」
侑「やかましいんじゃ!今日は少し進歩したんやで!」
治「ほぉ?どう進歩したんや。」
侑「フッフ、今日はおはよって返してくれてん!。」
「「・・・。」」
侑「な、なんやお前ら。急に黙って。」
治「・・・お前話しかけ始めて何日たったん?」
侑「今日で5日やけど。」
角名「5日で挨拶だけって。」
侑「やかましい!ええねん!これが俺らのペースなんや!」
治「カップルか。」
角名「てか、結局雨宮さんの問題は解決してなくない?」
侑「あ?」
角名「がら悪。だから、DV彼氏のこと。」
侑「あ。」
断じて忘れとったわけやないで。ただ、自分が話す方が大事やってん。
治「アホすぎるやろ。」
侑「なんやとサム!」
角名「ちょっと、今喧嘩するのは止めてよね。それで、どうするの?侑が仲良くなるだけじゃどうにもならないでしょ。」
侑「う・・・そうやけど。」
治「結局何も考えとらんのかい。」
侑「うるさいわ!今考えてんねん!」
そうは言ってもほんまにどないしたらええんや。傷だって減ってはないし、何も解決になってないやん!たぶん今も、その彼氏のとこに行っとるんやろな。
侑「あ。」
治「なんや、考え終わったんか。」
侑「俺が常に一緒に居ればええやん!」
「「は?」」
なんで思いつかんかったんやろ。これなら殴られんくなるし、俺も仲良くなれるやん!
治「お前はほんまもんのアホなん?」
作者デス
銀だせてない!
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作者名:雨星 | 作成日時:2020年5月19日 0時