俺が助けたんねん【宮侑】 (ページ7)

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6話やでページ7

side侑

割と強引に交換した連絡先にさっそくメッセージを送る。
侑改めてよろしくな～
そうすると意外と既読は早くついて、
Aよろしくお願いします
返信は素っ気ないけど、横を見れば戸惑っとるのがわかる。
侑ほんで昨日の話の続きなんやけど
そう送ればこちらを見るのがわかった。今俺は観察しとらんかったから目が合うことはなかった。
侑なんで笑わんの?
A関係ないって言いました
ほ～う、なかなか強情やん。やけど俺かてそんな簡単に諦めへんぞ。
侑ま、それはおいおいでええわ
侑とりあえずお友達になろうや
Aえ?
侑じゃあそういうことで次の休み話そーな
そう送った後に隣を見れば唖然と携帯を見つめる横顔。その横顔がゆっくりとこっちを向いた。
そして、目が合った。目が合った瞬間、思いっきりそらされた。
俺から逃げられると思うたらあかんで。

休み時間は宣言通り俺から話しかけたった。

侑「な、雨宮さん、ちょっとお話しようや。」

『あ、はい。』

侑「とりあえず、お友達ってことでええやんな？」

『え、えーっと。』

侑「ええやんな？」

『はい。』

侑「ほんなら俺のことは名前で呼んでな。俺もAって呼ぶで。」

『え！？』

侑「ええやろ？ほんならこれからたくさんお話しような。」

覚悟しいや。絶対俺がお前の本音を暴いたるからな。
ほんで絶対に俺に助けてって言わせるんや。