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『スイフェスだ…。』
ドドンという効果音がつきそうなほど大きい建物を前にただ唖然と閉じない口を開きながら呟く。
スイーツフェス略してスイフェスという超人気スイーツ店。
女子ならば必ず行っておきたい場所ナンバーワンと言っても過言ではないこの場所に連れてきてくれるセンラ先生は、天才だとお呼びしたいものだ。
店内に入った瞬間に広がる甘い香り。
目の前には、ケーキやパフェ。アイスクリームなどありとあらゆるスイーツが並べられていた。
「え、かっこいい」
「アイドルかなんか？やばくない？」
スイーツにはしゃいでいると、聞こえた声に我に返る。
彼らは、単刀直入に言ってしまうと悔しいほど美形だ。誰か一人いるだけでも、振り返ってしまうのに、そんな人たちが4人も揃うとなると、女の人たちの視線は彼らに釘付けになるに違いない。
お店の人に案内され、店内を歩くがどうもみんなの視線が気になり、少し距離を離して歩くと、こちらに気がついたのか、うらた先輩が歩くスピードを落として私の隣に来た。
う「どうした？さっきまであんなノリ気だったのに」
『いや…視線が。』
う「あー、なんかごめん」
『謝らないでください！ただ、こんなどこにでもいるようなやつが、みなさんの隣を歩いていいものかと…。』
顔も特別可愛いわけじゃない。
スタイルも抜群によくない。
性格もすっごくいい訳じゃない、そんなごく普通の私がこんなモデルのような人たちと一緒に歩いていたと考えると、心が痛くなる。
う「まぁ、お前可愛くねぇし、俺らとなんか絶対釣り合わないし、胸もちっせぇしな。みんなもそう思ってると思うよ」
『胸小さいは関係なくないですか？』
う「関係あるから」
『ひどいですよ。先輩』
う「お前、愛情の裏返しって言葉知らねーの？」
そうケラケラ笑いながら、坂田のところへ戻っていき、案内された席に座るうらた先輩を見ながら考えた。
愛情の裏返しってことは。
可愛いし、俺らと釣り合うし、胸でかい。
『私胸でかい…！？』
う「ちょ、お前声でけぇよ」
さ「Aの胸はちっちゃいで？」
『え、でも、愛情の裏返しって……。』
う「それは裏返さなくていいの！」
セ「なんの話？」
し「てか、周りの視線やべ…。」
その声に周りを見るとクスクスと笑われていて、ぺこりと一礼してから逃げるかのようにスイーツを取りに席を立った。
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タシア松(プロフ) - ぽにょさん» ありがとうございます！！最高の褒め言葉です、 (2022年9月25日 20時) (
レス) id: d89a5c0024 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ - 1話1話見るごとにきゅんきゅんしてもう最高です_:(´ཀ`」 ∠): (2022年8月8日 18時) (レス) @page14 id: b0029b04cd (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます！すごい嬉しいです！！！ありがとうございます！！この作品を好きだと感じてもらえることができてよかったです！ (2021年10月26日 6時) (レス) id: 63758ca099 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - な、な、な、なんだこの……神作者と神作品は！？ (2021年10月26日 2時) (携帯から) (レス) id: d13b409c87 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 乘肄さん» 最高のお言葉ありがとうございます!! 完璧にかけたのなら幸いです、これからも日々成長していけるよう頑張りますので、よろしくお願いします (2020年5月19日 22時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タシア松 | 作成日時：2020年1月12日 23時
