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side貴方
「ぇ、や、え…?」
そら「何。あ、外じゃ話にくい事?」
「や、えっえと…」
そら「………ったく…」
ひたすら戸惑っている私にふぅ、とため息をついた彼。
そのまますぐ側まで来るとビシ、とデコピンされた。
そら「……折角普通に振舞ってんのに。そんな反応されたら抑えらんなくなるだろ馬鹿」
「へ…?」
そら「こっち」
きて、と腕を引っ張っていくそらるさんは通りから死角になるマンションの影へ連れてくると私を腕の中へ収めた。
「そ、そらるさん⁉//」
そら「……悪いけど、俺はうらたくんみたいに我慢強くないし。振り向いてもらうまで、何度でもこうやって強引な手使うから」
降ってくるキスの雨。
私には不慣れでどうする事も出来ずただ彼の服を握りしめていると腰を支えている手とは別の手が上からやんわりと包む。
まるで、そのまま離すなと言われてるみたいだった。
長い時が経ち離れた唇。
濡れた唇を舐め、私の顔を見下ろす彼は____
そら「………やば、足んない」
「っ…‼///」
瞳の奥をギラつかせ、熱い息を吐き出す。
再び包まれた頰に小さく声を零すと、吸い寄せられるように寄ってきた唇がまたゆっくりと重なり、
「ん…っ、ん!//」
角度を変え、押し当てられる。
頭がふわふわして何も考えられなくなってきた…っ
.
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なっちん(プロフ) - 更新待ってます! (2021年6月14日 5時) (レス) id: 07520834ca (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - とっても面白いです!更新待ってます! (2020年6月8日 1時) (レス) id: 3dca0298e5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 綺花さん» ありがとうございます! (2019年2月12日 17時) (レス) id: eef30012fe (このIDを非表示/違反報告)
綺花 - 最初から一気読みしました!こんなに素晴らしい作品にもっと早く出会えていればな、と後悔するばかりです…。お体に気を付けて、更新頑張ってください!応援してます! (2018年12月18日 9時) (レス) id: cee066e977 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - riluさん» コメありがとうございます!めちゃくちゃ分かりますwつい本編でも出番が多く…w (2018年11月28日 20時) (レス) id: f7e5f708ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年5月12日 21時