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sideまふまふ
まふ「A、ちゃん…っ、その…//」
「…?はい…?」
まふ「か、屈むのは、ちょっと危ない、かも…//」
「え…?」
必死にそっちを見ないようにしながら赤い顔を手で隠して途切れ途切れに言葉をつなぐ。
言われた彼女はきょとんとして、何を勘違いしたのか周りをきょろきょろ見渡した。
わかってない所もすんごく可愛い。
ごほ、と咳を吐くと深呼吸し落ち着きを取り戻してからちゃんと謝った。
遅れてきた事はもちろん、ワザとではないにしろ…た、谷間を見てしまった事も。
後半は言ってないけどね。
言ったら確実に汚い目で見られそう。
そんな目で見られたら僕今ここで息絶えるから。
まふ「じゃ、その…行こっか」
「は、はい!」
まふ「えと、さ。一応デート…だから手、繋いでもいいかな…?//」
「え⁉//」
まふ「ていうか、手、繋ぎたいです!//」
半ばヤケクソ。
だって遠回りとか上手いこと僕出来ないし、直球でいくしかないんだもん。
バッと差し出した手に、ドキドキしながら待ってると…
くいっ…
まふ「へ?」
手ではなく、服を掴んだAちゃん。
変な声出ちゃった。
こ、これはどういう意味なんだとパニクる頭に聞こえてきたのは小さな声。
耳まで赤くして俯きながら、それでもしっかり服を握り___
「…ま、まだハードルが高いので…っ//最初は服からじゃ、駄目ですか…?///」
まふ「全っっっ然駄目じゃないです‼」←
力いっぱい答えたさ。
何この可愛いの。
僕きゅん死する。
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なっちん(プロフ) - 更新待ってます! (2021年6月14日 5時) (レス) id: 07520834ca (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - とっても面白いです!更新待ってます! (2020年6月8日 1時) (レス) id: 3dca0298e5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 綺花さん» ありがとうございます! (2019年2月12日 17時) (レス) id: eef30012fe (このIDを非表示/違反報告)
綺花 - 最初から一気読みしました!こんなに素晴らしい作品にもっと早く出会えていればな、と後悔するばかりです…。お体に気を付けて、更新頑張ってください!応援してます! (2018年12月18日 9時) (レス) id: cee066e977 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - riluさん» コメありがとうございます!めちゃくちゃ分かりますwつい本編でも出番が多く…w (2018年11月28日 20時) (レス) id: f7e5f708ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年5月12日 21時