10話 ページ11
太「其れじゃあ異能の訓練をする訳だけど…ふむ、如何しようか」
『えっと…?』
太「よし、じゃァ中也。実験台役宜しく」
中「…チッ。しゃあねェな」
「よし、じゃぁAちゃん。中也に異能を掛けてみてくれ給え」
『でも…怪我してないと…』
中「嗚呼、そうだったな。…おらよっと」
!?
自分の腕を躊躇なく切り刻む人、始めて見た…
取り敢えず太宰さんに言われた通りにしてみようかな
『異能力 椰子の実』
緑の文字列がクルクル回る
あっという間に中原さんの腕が治った
中「おお…何か変な感じだな」
『昨日の腕です故』
太「…ねェ、Aちゃん」
『何でしょう?』
太「確か君の異能は”生きている者の時を操る”だったよね?」
『はい、そうですが』
太「じゃァ”生きている者の時を止める”事も出来るんじゃないかい?」
『!!』
確かに…!
今迄考えもしなかった
『中原さん!一寸失礼します!』
中「あ!おい!」
『異能力 椰子の実』
中「…!?腕が動かない…?」
『よっしゃァ!!出来ました!太宰s』
アレ…ナンダカフワフワスル…
太「Aちゃん!?」
何か最近倒れてばっかだな…
そんな事を思いながら私は意識を手放そうとした…瞬間
?「もう!こんな事も判らないの?全く、君は僕が居ないと駄目だなぁ!」
愛しいあの人の声が聞こえた気がした
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作者名:スノゥ | 作成日時:2018年3月20日 22時