僕らの世界5 (ページ5)

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高等部生徒会室にてページ5

5月某日。渚学園高等部生徒会室に、両校の生徒会メンバーが集まっていた。
「中等部生徒会、また何かやるぞ」
恭輔は、宣言した。
「…何を根拠に」
純が尋ねる。
「俺のいとこの真帆が、高等部生徒会の資料片っ端からコピーしてくれって。高等部のこと知るためって言ってたけど、絶対裏がある」
「それは確かに怪しいかも」
花笑が頷く。
「あっちは、いつ何をするか分からない。引き続き警戒しておこう」
純のまとめによって、とりあえず保留になった。
「所でキョーちゃん、ずっと気になってたんだけど、うちの妹が何かした？」
今度は菜々が話を切り出す。
「いや、最近俺と一緒にジョギングしてる奴がいて、咲ちゃんに伝えたいことがあるけど、どうしたらいいか分かんないって言うから」
「ふーん、それって進藤くん？」
「正解。潜入事件の時、スカウトしたんだよね、一緒に走らないかって」
「お前、本当にのん気だな…」
貴大はあきれたように言った。

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