2話 突然の訪問（前編） ページ2
？？？「あなたは？…」
らっだぁ「俺は…」
らっだぁ「猿山 らだお 」
？？？「らだ、お？」
らっだぁ「そう、君は？」
霊花「月影…月影霊花…」
思った以上にちゃんとした名前だった
いや、失礼すぎるか
とりあえず俺ん家近いから運ぶかぁ
らっだぁ「めっちゃ君怪我してるから一回俺ん家で休みな」
霊花「え？…でも、わ、私…い、忌み子だから
見てわかるでしょ、このツノ
これのせいで君…ら、らだおくんにも迷惑かけちゃうよ…」
らっだぁ「そんなの関係ないよ
大丈夫だから一緒に行こうなー」
霊花「え？」
俺は歩かせて怪我が悪化したらやだから
その子を、霊花をお姫様抱っこした
霊花「〜〜〜〜〜/////////」
霊花は必死に抵抗していたけど
傷口が痛んだのか
すぐにやめた
すぐに俺ん家に着いて素早く家の中に入り
空き部屋なんてないから俺の部屋のベッドに寝かせた
血が出ていたけど
霊花「止血できるから大丈夫」
と言われて渋々承諾した
何か食べるものを探していたら
ぺいんとからLINEが来ていた
ぺいんと〔やっべ、殺される〕←(え？)
殺される？なんのことだ？
とりあえずぺいんとに電話をかける
らっだぁ〔もしもし〜どした大丈夫かー？〕
ぺいんと〔らだ、お前殺されるよ〕
らっだぁ〔は？〕
理解できなかった
俺が？殺される？一体誰に？
ぺいんと〔俺らだ遅刻ですってともっちに言ったら
ともっち怒ってお前の家行ったから
お前の命あと数分ってとこだよ=☆〕
らっだぁ〔は？でもなn…
ピンポーン
ぺいんと〔はい、命のタイムリミット迫ってまーす
はい、ザマァ〕
らっだぁ〔俺死んだわ、ありがとなぺんいと〕
ぺいんと〔いや、ぺいんとな？最後の最後にマブの名前間違えんなよ！〕
らっだぁ〔お前のことマブだと思ったことなんか2回しかねぇよ！〕
ぺいんと〔逆にその二回なんだよ！めっちゃ気になるわ！〕
ピンポーンピンポーン
らっだぁ〔もう切るわ〕
ぺいんと〔おけ、生きて帰れよ〕
恐る恐る玄関の扉を開ける
らっだぁ「はーい(震)」
とも「あ、らだ〜？(怒)」
らっだぁ「はぁーい、ど、どうされましたか〜？」
とも「なんで、ぺいんとを通して俺に伝えたの？」
らっだぁ「あの〜、そ、それどころじゃなくて〜」
とも「それどころじゃないって何をしていたのかなー？」
後ろの階段から足音が聞こえる
あ、やべ
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作者名：mikazuki | 作成日時：2022年10月2日 8時
