１話 崩れていく日常 ページ1
俺はいつも通り味気なく変わりない生活を送る
はずだった…
だけど
目の前にいる女の子は、
俺の変わりない生活を壊した
いいや、俺が自ら『壊した』んだ
その子は怪我をしていて
周りにはたくさんの女子の軍団
らっだぁ(いや、道塞ぐなよ)
怒声と微かな怯えた声
怯えた声は少しずつ泣き声に変わっていった
？？？「ごめんなさい…ごめんなさい…」
と、小さな声
よく見るとその子には…
ツノが生えていた
それに気づいたのも束の間
女子軍団のリーダー的なやつが
女の子のツノを掴む
引きずるように…
そのあとは
酷すぎた
あまりにも
人間とは思えなかった
1対10数人
かわいそうだった
助けに行きたかった
けど
怖かった
次は自分と思うと
足が動かなくて
ただ
俺は見ているだけだった
一瞬だったけど
ツノの生えた子と目が合った気がした
？？？「助けて」
と小さな声
苦しかった
あまりにも残虐で
吐き気がする
同じ人間とも思いたくなくて
ただ俺はその場に立ち尽くしていた
突然の電話
少し細い路地に入って電話に出る
らっだぁ 〔もしもし〕
ぺいんと〔あ、らだ？もしもし！〕
らっだぁ〔なんだよ、ぺいんと〕
ぺいんと〔いや、いつもならもうらだ学校来てる時間なのになーって思ったから〕
らっだぁ〔ア〕
そうだ
俺は学校に行こうとしてたんだ
見殺しにできない…
あの子のことを
らっだぁ〔ぺいんと！ともさん(担任)に俺今日遅刻って伝えといて！〕
ぺいんと〔え？う、うんわかった〕
らっだぁ〔じゃあよろしく！〕
そう言って電話を切る
ちょうどよく女子軍団も帰って行くところだった
きっとかなり殴られたんだろう
ずっとお腹を抑えている
？？？「はぁ、はぁ」
すぐに俺は女の子のところに走る
らっだぁ「大丈夫？君」
？？？「ケホッ、あなたは？…」
ーーー切り取りーーー
この小説も更新頻度クソ遅いです
よろしくお願いします
もう１つ作品があるので
見ていただけたら嬉しいです
それでは〜？
おつ〜！
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作者名：mikazuki | 作成日時：2022年10月2日 8時
