【小説】ネクサス魔法武術学園2 (ページ9)

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今日は面倒なこと多いな（紅葉）ページ9

「じゃあ次は七海さん」

あ、自己紹介私か。

「七海紅葉です、私の相棒は三毛猫のアイリス、気軽に話しかけてもらってもいいので」

「よろしくお願いします」と少し微笑み座る。

女子は「とっつきにくそう」とか言ってるけど以前同じクラスの女子がその子にこそっと言った。

「でも意外と普通に話せるよ」と言っていた。

男子は「あんまり感情でないな」と言っていた、以前同じクラスの男子は「大丈夫いずれ出る」

と言っていた。椿兄さん来たら私あからさまに嫌そうな顔するもんね。

とにかく色々耳障りな気もするけど…悪かったわね感情あんまりでなくて！

そして下校時間になって今日は部活もないので寮に帰ることにした。

「あ、紅葉」

「ゲッ…」

椿兄さん…。

「待ち伏せ？気持ち悪い」

「椿さんいつからここに？」

アイリスも余計なこと言うな！

「んー…１０分くらい前かな」

あと気付いていないと思うけど。

以前同じクラスだった子以外は「わー、かっこいい」とか言ってるけど…。

騙されないで！この人超シスコンだから！

「帰るわよ！椿兄さん！！」

腕を掴んで帰る。

そういえばブレイヴの寮って結構暑苦しい雰囲気漂うわよね。

夜とかどこの大物だみたいになる。

カーペットが赤いせいなのか。

「椿～！そろそろ鞄から出してくれよー」

「お、藤起きたのか？」

「正直自己紹介のときからな」

「おはよ、藤」

「おはよう、紅葉、アイリスも」

「えぇ」

義理と言えど兄妹だから相棒同士も結構仲がいい。

「じゃあ私は部屋に帰るわ」

「あぁ」

と言って椿兄さんと別れた。