【小説】ネクサス魔法武術学園2 (ページ39)

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ややこしい（紅葉）ページ39

お昼休み…。

「紅葉！このクラスだったのか！」

「げぇ！五月蝿いのが来た…」

ややこしいのが来た、周りの視線が痛い。

前同じクラスの人と違うクラスの人が話してる…。

男子は「な？表情出たろ？」「３年の七海先輩、兄妹だったのか…」と。

女子は「あ、来た、七海さんの先輩」「え、七海先輩って…」とか。

だとか耳を傾けてる間に捕まった。

「椿兄さん、ぼっちなの？」

「お兄ちゃんに酷いな！」

などと言い合いながら進んでいると。

『ハイジョシマス』

外から微かにデストロイドの声が聴こえた。

「…椿兄さん」

「おぅ…いつでも行けるぞ紅葉」

ガラッと窓を開けて私は椿兄さんの肩を踏み台にして一気に外に出た。

薙刀を抜きデストロイドを真っ二つに斬る。

その向こうに人影が見えた。

宙返りするように着地をすると。

「ルナ先輩！？」

「あ…紅葉…だいじょーぶ？」

ルナ先輩だったんかい！

おっとキャラが崩れた…。

「紅葉！ルナ！怪我はないか？」

窓から銃で撃つ椿兄さんが問いかけた。

「心配ありがと！ルナ先輩も私も平気！」

ルナ先輩こんな多くのデストロイドを相手にしてたのか。

デストロイドに何かとてつもない怒りを抱いた私。

「ルナ先輩に…」

薙刀を振り上げた。

「こんだけの数相手させるとかふざけてんの！？」

と言いながら斬って行った。

兄といいデストロイドといい…。

ややこしいなぁ！