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黒と白の合流 (ルナ・マリアの相棒:白竜) ページ25

ネモ殿が作り出した魔法陣を抜ければ、行き着く先はルナの部屋
黒竜が先に帰ってきていたようだが、アリア殿の姿は見られないので
黒竜の方はダメだったらしい


『黒竜、やはりアリア殿は……』
『ゲームで周りの音が聞こえてなかった』
『ですよね……』
『アリアは最初から諦めの方が強かったがな』



諦め前提で声を掛けに行くのも中々骨が折れることだと思いますよ
それでもちゃんと声掛けはするのだから、黒竜は律儀なんですよね


「……それで、ルナは起きそうなのか」


私達の会話を聞いていたネモ殿が、ベッドで無防備に寝ているルナを見ながら言った
見た所、さっきより深い所に沈んでいるようだが
黒竜がこれ以上深い所に行くことを阻止しているので、ネモ殿と私達だけでもなんとかなるだろう


『ルナは気配に敏感だから、ネモが来ていることも分かっている筈だ』
『ネモ殿は強い“言霊”でルナを呼んでください』
『“言霊”は強くしようとする程集中力と体力が必要だが、ネモなら大丈夫だろう』
「…………分かった」



ネモ殿はやはり居てくれるだけで心強い
眠っているルナが意識の深い所にいる時、私達だけでは逆効果になる時がある
それは今回も同じことで、私達がルナの意識に介入しても
ルナがさらに深い所に行くことになる場合があるのだ


『さて、始めるか』
『そうですね、始めましょう』


私と黒竜でルナの意識に介入し、できるだけこちらに引っ張り上げる
そこにネモ殿の言霊も合わせて、意識を覚醒まで持っていく
私達が介入して引っ張り上げることが出来る時間は限られている
ルナと私達が近すぎるためだ


ここまで説明をするとネモ殿は不機嫌に「分かっている」と答えた
いつもルナがこの状態になると駆り出されるので、ネモ殿は慣れてますよね
因みにこれに失敗するとルナは最悪半年は起きないことになるので、結構深刻な事態である




「……このねぼすけをさっさと起こすぞ」
『はい、もちろんです』
『そうだな』


ネモ殿の一言で、ねぼすけルナを起こす作業が始まった

利口な鳥(ミルドレット)→←黒の使い (ルナ・マリアの相棒:黒竜)



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(プロフ) - 終わりました (2017年1月1日 23時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新します (2017年1月1日 17時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新しましたー (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新します (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - 終わりました (2016年12月21日 20時) (レス) id: beed06bc94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北斗七星 x他9人 | 作者ホームページ:kirito03  
作成日時:2016年10月29日 21時

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