頑張って!(アビル&フラン) ページ2
タン・タン・タン
一定の速度で鳴る靴の音はなんとも心地よくとてもいい気分になれる、そのうえに柔らかい風が頬を掠め贅沢だなと感じた―…
が、今はそんなもの堪能している場合ではない
腕時計を見ると通学時間10分前
そこまで焦る時間ではないと思うのだがこの状況を見てそうは言えない
背中にはフラン
そして担ぎながら走っているのは体力の無いアビル
どうだ、致命的だろ?
あのデストロイド騒動が終わり走り出しここまで来るのに約5分
凄い息切れで倒れそうになるアビルをそっと後ろで心配するフラン
やはり来る前に魔力を使った性か通常の倍のしんどさを感じていた
「ねぇ…そろそろ降ろしていいよ…アビルゥ…」
しんどすぎて答えられないのか首を横にブンブン振り否定するアビル
「大分、体力回復したし…動けるよぉ?」
降りれるよ。と付け足しで言うとアビルはしんどそうに答えた
「駄目だよ…だって…おま…10分やす…まないと、動けない…、だろぉ?」
「それまで走らないと…間に合わねぇ」
壮大に噎せながらも言った声は弱々しくより一層心配になるフラン
するとアビルはそれを察知したのか「へへ」と笑った
「いつもの…事だろ?」
背中からでも伝わるくらい笑顔なアビルにフランは少し笑う
「じゃぁ…それまで頑張って!」
建物の隙間から学園の門がチラリと見えたのだった…
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周(プロフ) - 終わりました (2017年1月1日 23時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
周(プロフ) - 更新します (2017年1月1日 17時) (レス) id: f9682346d9 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新しましたー (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
チェス盤(プロフ) - 更新します (2016年12月23日 13時) (レス) id: e293136629 (このIDを非表示/違反報告)
歌菜子 - 終わりました (2016年12月21日 20時) (レス) id: beed06bc94 (このIDを非表示/違反報告)
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