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テンションがた落ち。(未来&過去) ページ42

「あー! あの先輩、私達を追い出した人だ!」


未来は大声で失礼極まりない爆弾発言をした。

しかも堂々と先輩に指さして。

過去は隣で頭を抱え、ミルドレット先輩はその場でピタリと動きを止めてしまっている。

そして、失礼なことを言われた当の本人は、

あのときのような・・・・・・いや、あのとき以上に鋭い視線をこちらに向けている。

しばらく動くこともできず、ただ3人は突っ立っていたが、

やがて恐怖に怯える時間は、終わりを迎えた。

彼が怒ったように背を向けて、どこかへ言ってしまったからだ。


「で、先輩。その・・・・・・ね、ねむ? うーん……」

「ネモ先輩ね」


未来は、あ、そうそうと言ってるかのような顔をした。


「ネモ先輩はどこですか!?」


ミルドレット先輩はその問いに、しばらく考えてから、

「はぁ」と溜め息をついて答えた。


「さっきあなたが怒らせちゃった人。あの人がネモよ・・・・・・」


「「え・・・・・・」」


姉妹は声を揃えて驚く。


「う、嘘ですよね・・・・・・?」

「本当なの。なんか悪いけど・・・・・・」

「では、今朝のあの見事な魔法も、あの方が?」

「そうよ。彼、性格悪いけど実力は本物だから・・・・・・」


過去は未来の顔から希望が失われていくのをしばらく見ていたが、

時間とともに見ていられなくなり、ついにはミルドレット先輩に頭を下げて、

うつむいた未来を連れて2年生の教室に戻った時、

ちょうど昼休みが終わった。

そしてこの最悪なテンションで、自己紹介をするハメになってしまった。

言える人から、

1、名前

2、特技

3、その他言いたいこと

を言っていく。果たして耐えられるのか・・・・・・

輝鞠おねえちゃん(月黄泉 美夜)→←みーつけた(ルナ・マリア)



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wakana0503(プロフ) - 速いっすねぇ(ヽ´ω`)ハァ… (2016年10月29日 17時) (レス) id: 95b6da62c6 (このIDを非表示/違反報告)
柳ノ下ノ背後霊(プロフ) - 更新しました。書き終わりました。 (2016年10月29日 16時) (レス) id: ab83b1c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - しのっちさん» 了解ですー! (2016年10月28日 22時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 北斗七星さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月28日 21時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……終了…… (2016年10月28日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北斗七星 | 作者ホームページ:kirito03  
作成日時:2016年10月13日 21時

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