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起きて、探して(ルナ・マリア) ページ26

『ルナ、ルナ、起きろ、ルナ』
『起きてください、ルナ』


深い意識の渦で黒竜と白竜の声が聞こえた
そろそろ起きないといけないらしい

「うぅ……なーに?黒竜、白竜」

目覚めた視界に映るのは、僕の様々な電子機器とそれを繋ぐコードの部屋
そして、黒と白の二匹の竜



『お前な、今日は入学式だっただろう?』


黒竜が呆れを含んだ声音で今日はなんの日か教えてくれる


『先輩として、新入生を迎えて差し上げましょう。と昨日放送で言っていたではありませんか』

白竜が困ったような声音で僕に言い聞かせるように言う

そういえば、今日は「にゅーがくしき」だったか


「…………行かないと、ダメ?」


正直、行く必要性を感じない


『……アリアは向かった様だが?』

え…

「アリアが?」

『はい。アリア殿なら入学式にちゃんと向かった様ですよ?それと、先程デストロイドが出てきたようです。既に全て消し去ってしまいましたが……』


デストロイド、にゅーがくしき、アリア…………


「アリアが居るなら、僕も行く」


寝ぼけたままで、なんとか顔を洗い
チョコレートを一口食べて、寝間着から普段着ている服に着替える


『放送で、2年生と3年生は損害が出た建物の修復らしいが、どうする?ルナ』


あらかた行く準備が整ったところで、黒竜が僕に聞いてくる
答えは分かってるくせに……



「えー、そんなの行かない……アリアと一緒にゲームしてるー」


アリアはどこにいるかなー?
んー、屋上かなー?


「行こーか、黒竜、白竜」


『……承知した』
『承知致しました』



黒竜と白竜ににっこりと笑いかけ、僕は窓の外に身を投げる
パルクールで移動しながら、アリアを探す


誰かに声を掛けられた様な気もしたが、無視することにした
今はアリアに会うことだけで、頭がいっぱいだったから
しょーがないよね?

少し憂鬱(紅葉)→←やっとの入学式(昼也)



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wakana0503(プロフ) - 速いっすねぇ(ヽ´ω`)ハァ… (2016年10月29日 17時) (レス) id: 95b6da62c6 (このIDを非表示/違反報告)
柳ノ下ノ背後霊(プロフ) - 更新しました。書き終わりました。 (2016年10月29日 16時) (レス) id: ab83b1c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - しのっちさん» 了解ですー! (2016年10月28日 22時) (レス) id: 9ad4b46b38 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 北斗七星さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月28日 21時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ……終了…… (2016年10月28日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北斗七星 | 作者ホームページ:kirito03  
作成日時:2016年10月13日 21時

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