【小説】ネクサス魔法武術学園

桜の朝（？？？） ページ3

どこからか、悲鳴が聞こえるなぁ。


今日は入学式なのに、新入生の前に機械生命体が入学式しに来たみたい。


「あーぁ。やっぱりお兄ちゃんと一緒にくればよかったね…ポポ」


一年経った今でも全然慣れないこの生活に、早く馴染まないと、と思って初めて一人ネクサス学園に、登校したのだ。

そんな私を励ますように、ポポは明るい曲を歌ってくれている。


「はぁー。なんで、朝から居るのかなぁ。」



ふと、上を見上げると桜が満開に咲いて居た。
ピンク色の雪みたいに、ヒラヒラ落ちてくる花びらもすごく綺麗だ。


「桜はこんなに綺麗なのに、あの目には写ってないんだよね…









…んもぅ！少しくらいお花見させてよ！！」


前を見ると、いつの間にかたくさんの機械生命体に囲まれていた。

ここまでたくさん集まって来ちゃうと、逃げるという選択肢は無くなってしまう。

背中に背負っていた竹刀袋から、鋼鉄の身体にも傷をつけられる、特製竹刀を出した。
そして、竹刀の先に雷の力を集中させる。


「ポポ、行くよ！」

悪夢と…幼馴染みと…爆音？ (雪華)→←誰でもない男　　(？？？)

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