#12 ページ12
露出が多いキラキラなドレスを身に纏った彼女はとても可愛くて美しかった。
いつもより派手な化粧と異様なオーラを放つ彼女。
そんな彼女は俺を前に俺に目を合わせることなく、話し始めた。
先輩が違う女の子を指名したおかげで良いのか悪いのか、彼女は離れて言ってしまった。
先輩が指名した女の子は「華奈」というそれは華奢な女の子だったが、俺はAのことが頭から離れなくて。
俺は初めての空間に居心地の悪さを感じながらも、横目て接客をしているAを見ながら、ぼーっとする。
本当に彼女なのだろうか？
彼女はこんなところで働く身分じゃないはずなのに。
いつもの彼女とはどことなく違う雰囲気。
ｰｰｰｰｰｰちょっと待て。
これ実は彼女の弱みじゃないか？
こんなのが世間にバレたらきっと彼女は酷く報道されるだろう。“綾瀬一家の娘”として。
だから、これは彼女の最大の弱み。
だから俺はそれを思いっきり握ってやればいいんだ。
俺はその瞬間を見計らって、パシャ、とスマホで一枚写真を撮った。
こんなのダメだってわかってる。
でもどうしても彼女を手に入れたい、そう思ってしまった。
.
次の日。
空き教室に彼女を呼び出して、耳元で呟いてみる。
ｰｰｰｰｰｰ昨日会ったよね？
そんなきっと悪魔のような顔だと自覚済みの俺と固まった顔で俺をみる彼女。
もっといじめたい、
今までそんなこと一度も思ったことがないのに。
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りんごチョコポップコーン(プロフ) - コメント失礼します！主人公ちゃんの気持ちと行動、周りの様子が綺麗に分かりやすく書かれていて、とても読みやすいです！阿部ちゃんのあざとさがカンストしてて素敵！これからの展開を楽しみにしております！ (2023年3月4日 17時) (
レス) @page5 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 緒 菜 | 作成日時：2023年3月3日 14時
