6 侑side ページ7
侑side
俺は朝女神を見つけた。
いつも通り起きて(サムには置いてかれた)
いつものコースを走って
いつも通り朝練に向かう
はずやった。
丁度陽の光が差す上り坂のテッペンで
深呼吸してる1人の女の人。
オールバックでぽにーてーるしてて
ランニングの格好してるから多分走ってる人。
いやそんなことより
めいいっぱい空気吸い込んで
幸せそうに目を細める姿見て
思わず声出てしまった。
「め、女神や…!!あかん声出てもーた!!!!」
「「…は?」」
どちらかと言えば
声出さずにはいられへんかった。
まさか高校2年にもなって
生まれて初めての一目惚れて。
少し話したら
朝練ちゃうん?って言われたから
間違いなく同じ学校。よっしゃ。
でも同じ学年で見たことないから先輩かな〜。
なんで女神なんか聞かれたから
思ったこと口に出したら
「「聞いた私がアホやった。」」
あかんちょっと引いてるやつや…!
この時の俺はちょっと
いや実は大分動揺してた。
一目惚れってこんな心臓バクバクするんか
「要は
一目惚れなんです!!!!!!名前教えて!!!!
あ!!!!できればRINEも!!!!!!!」
何とかRINEは教えてくれたけど
それでふわふわしてたらいつの間にかおらんくなってて
名前聞きそびれた。
いや!!!でもRINE聞けたんはデカいで!!!!
るんるんで家帰ったら
サムにめっちゃキモイなお前って言われたけど
今の俺はキレへんで。
だってそれ以上にるんるんやからな。
朝練行って真っ先に北さんに今日の朝あった事を報告。
RINEの画面も見せたら
北「…。…よかったなあ侑。でも初対面の人に色々聞いたらビックリするやろ?」
「うっ、ですよね…。」
北「まあ、3年なんは間違いあらへんし、探してみ。」
一瞬画面見て止まってたけど
それも今はなんでもええ…!
サーブもトスも今日はめちゃめちゃ調子ええ…!
毎日練習見てくれたら
俺はなんでも頑張れそう…。
朝練終わって片付けてたら
体育館の端に見慣れたタオル。
治「それ北さんのちゃう?」
侑「やろうな。」
角名「持ってかな。」
この時俺は思いついた
北さんのとこ持っていくついでに女神ちゃんおらんかちょっと探そうと…!
角名「侑がやばい顔してるで」
治「顔ヤバいんはいつもやろ。」
侑「俺が顔ヤバいんやったらサムもやばいねんぞ。」
さっさと着替えを済ませて
北さんのタオルを握りしめ
いざ3年の校舎へ!!!!!!
見つけるで俺の女神ちゃん!!!!!!
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ao | 作成日時:2020年5月18日 14時