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侑「Aちゃーん！」
噂をすればなんとやら。
少し後ろに他のバレー部員もいる。
A「侑君。」
侑「一緒に帰ろう思ったのに部室誰もおらんからビックリしたやんか」
すみれ「ほーら言うたやろ。」
A「余計なこと言うな」
はる「ほんなら私ら別で帰るから〜。ごゆっくり〜！」
A「えっちょ、」
すみれを連れてさっさと置いて行かれた私。
北「すまん。邪魔した？」
隣にいた侑君は治君に呼ばれて
集団の中に戻っていた。
A「あ、ううん別に大丈夫やで」
北「…ちょっと疲れてる？」
A「まあちょっとは…」
思えば今日やで？今日。
今日一日ほんまに長すぎん？
ツッコミが追い付かへん。
北「…どう？侑。」
A「どうも何も、な〜。…でも、ええ子やとは思うよ。」
そう言うと
そうか。その一言だけ。
でも私は見たぞ。微笑んでるところを。
北「…菊池。」
A「何？」
北「アイス溶けてるで」
A「あ゛。」
忘れてた。
手首まで伝ってくる溶けたガリガリ君
タオルタオルと鞄を見た瞬間
北に手首掴まれて
伝っているアイスを
舐められた。
A「……え、」
北「……ふ、あほ面。
……ちなみにいうけど、アピールな。」
少し笑って頭を撫でた後
先を行く他の部員を追っていった。
今日だけで色々ありすぎやって。
明日熱でそう。
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作者名：ao | 作成日時：2020年5月18日 14時
