Orange Lovers (ページ12)

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#12 ページ12

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な、...な...

丸子「なんなのよあの子ー！！！！」

倉子「丸子うるさいってば！！！」

章子「そっかー、見ちゃったのねぇ一年のマドンナを。」

放課後。丸子、倉子、章子はまたお菓子を持ち寄って集まり、丸子の話を聞いていた。

丸子「あの丸山先輩をお誘いしてご飯！？100年早いってのー！！！」

倉子「まだ行動を起こしてる亮子のほうがあんたの何倍も偉いと思うけど...」

章子「でも声掛けてるの丸山先輩だけじゃないみたいよ？」

丸子「え？」

章子「今日、裕くんから聞いたんだけど...」

章子は棒付き飴を咥えながら、お昼休みに彼氏の横山から聞いた話を二人にし始めた。

章子「彼女持ちの生徒にしつこく話しかけたり、方向違うのに帰り道一緒になったり、すっごくアプローチしてくるんだって。」

丸子「？別に悪いことじゃなくない？」

倉子「ここからなのよ...亮子の伝説は...」

そう、ここからなのだ。

章子「彼女さんからしたら、自分の彼氏の周りにそんな女居られたらたまったもんじゃなくて。亮子ちゃんが原因で喧嘩して別れたカップルがいるって話なのよ。」

丸子「ふ、ふーん...」

倉子「...その別れたカップル、1組2組じゃないっていうオチ付きよ。」

丸子「え！？そんなに！？」

亮子の凄まじさに丸子は絶句した。

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