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「丸ー、はよ行かんと購買の焼きそばパン売り切れてまうでー」
黒髪で色白の生徒は横山裕。
「ちょっと、横山くん待ってー！」
横山をあわてて追いかけているこちらの、いかにも普通そうな生徒は丸山隆平。
そのほほえましいやり取りを壁から見ていた丸子は、いつの間にか取り出していたハンカチをギリギリと噛み締めていた。(大変古典的である。)
「ん゛ん゛ん゛〜！私、今だけ横山先輩になりたいいいい〜！！そこ代わってええ〜！」
「だめぇー！私の裕くんなんだから！」
丸子は、はぁ、とため息をついた。
「いいよね〜章子は。あんなかっこいい彼氏がいて。」
「でしょ？うふふ〜」
どうやら横山裕は章子の彼氏らしい。
ふと章子はスマホの画面を確認した。
「あ、ちょっと、丸子！お昼休み終わっちゃう！」
「いっけない、戻らなきゃ！」
2人は大急ぎで教室へと駆け出した。
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百澤那雄鬼(プロフ) - えりかさん» 暖かいお言葉...！ありがとうございます！ (2019年9月11日 21時) (
レス) id: b819084342 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - すでに面白い展開ですきです！ (2019年9月9日 0時) (レス) id: 9d5e9bc0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百澤那雄鬼 | 作成日時：2019年5月14日 18時
