捌の小話短編まとめ (ページ5)

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「...で、どや、丸。雨の中最寄り駅までダッシュした感想は。」

「し、しばらく...ダッシュは......ええわ...はぁ...っ、はぁ...っ」

駅まで猛ダッシュした2人は雨を被りびしっょびしょに濡れていた。

「はぁっ、はぁっ...ほな、帰ろか。」

「おう...」

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いくつかの駅を乗り継ぎ、2人は丸山の家の最寄り駅に到着することが出来た。

しかし、雨はまだ止む気配を見せず、空からとめどなく降り注ぐ雨粒はコンクリートに叩きつけられていた。

「止まへんなぁ雨...」

そんな中、丸山はなぜかテンションが上がっており...

「すばるくん！ダッシュ！ダァァァァッシュ！！」

と息巻いていた。

「しばらくダッシュはええて言ったんどの口や」

「いやーここまで来たならもう濡れて帰るしかないでしょー！」

...まもなくアラフォー男性2人は雨の中、大はしゃぎで丸山の家へと駆け出した。

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