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...
着替えが終わり、お披露目
まずは横山さんから、と言われたので先に出る。
真っ白な肌にタキシードがよく映え、長い脚がよりスマートに見える。
カメラさんに何パターンかポーズを撮り、俺のターン終了。
ｽﾀｯﾌ「ありがとうございました〜次村上さんお願いします〜」
スタッフの合図でヒナが現れる
待て
「えぇ！？」
ヒナの衣装は真っ白な布で作られ、たっぷりとレースが使われたドレス
つまり、ウェディングドレス
そんなのもあったんか！！
スタッフがニヤけてた理由やっとわかったわ！！！
しかもちゃんとカツラも付けてバッチリメイクしとる。
...本人ノリノリやし
...あと
「村上さんなんですかそれは」
「何って、うえでぃんぐどれすや。見てやーチャック閉まらんかってん」
「そうじゃなくて！
なんでヴェールまでしてるんですか...」
思わず笑いが零れた
そう、村上は花嫁が付けるヴェールも身に付けていたのだ。
「これもあるからー言うてスタッフさんが貸してくれてん。」
ヒナのくりっくりな目がヴェール越しでもわかる。
そうこうしてるとスタッフさんから指示が。
ｽﾀｯﾌ「横山さん、良かったら村上さんのヴェール上げてください。結婚式風に。」
「今日のスタッフ攻めるなぁー！？」
ヒナの方を見ると、目を閉じて「はよめくれ」と言わんばかり俺の方に顔をむけている。
俺の感情ぐちゃぐちゃやねんけど...
「じゃあ...」
ヴェールの端に手をやり、ゆっくりと捲りあげる。
一 応 それっぽくな。
完全に上げ終えると周りからﾌｩ〜とヤジが飛んできた
「ほら、やりましたよ！これで満足でしょうか！以上ウラガワを調査してみた、でした！！」
...
スタッフ「はい、ありがとうございました〜」
「「お疲れ様でした〜」」
...
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作者名：百澤那雄鬼 | 作成日時：2019年4月20日 0時
