今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:22,546 hit
小｜中｜大
□ 4 ページ4
( Yuta )
紫耀「岸くん、ほんまに変わってや!」
「…....いや、なんでそんな変わってほしいの?笑」
紫耀「わからんの!?
僕は、Aちゃんの黒ゴムを観察したいんよ!」
「いや、その席からでも見えないことはないでしょ」
紫耀は、俺の隣になった中村さんの黒ゴムを観察するのが趣味。らしい。
“相当気持ち悪いよそれ?!”って廉に聞いたときは思ったけど、紫耀なら有り得なくもないかなって感じ。
紫耀「ほんまにお願い!!
奢るから!!お願い!」
「俺はいいけどさ、先生がなんて言うか.......
てかさ
.............中村さん、黒ゴムつけてなかったよ?」
紫耀「だよね!
僕まじで目悪くなったかと思ったんよ…
しかも岸くんが黒ゴムつけとって、めっちゃ焦ってたんよ」
「え.......」
紫耀が“ほら、左腕”
と俺の左腕を指さす。
「あ、それ………」
紫耀「なんや!!
岸くん、それ輪ゴムやん!!笑」
勝手に中村さんの黒ゴムつけてるって思われて、結局輪ゴムだったことに気づいて笑われる俺って可哀想じゃない?
紫耀「それでさ!
席変わってくれるん??」
「じゃあさ、俺が中村さんの黒ゴム観察すればよくね?」
名案じゃん、やるじゃん俺。
なんて自分で自分に感心ていたのに。
紫耀「それじゃあかんねん。
僕がAちゃんのこと観察せんと」
別に誰も頼んでないからね!?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵 | 作成日時：2018年7月25日 0時
