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『液体とかもそこには入るん？』
ゾ「なーんでも入るで。刃物も毒薬も生モノも何でもな」
素晴らしく便利。人間にも食御と言うものがあればいいんにな。
『成る程なぁ…ありがとなゾム！』
ゾ「明日頑張ろな！！」
食器を片付けに席を立つ。寮生活にするか考える、でも人間だからって嫌に扱われんのも下に見られるんも嫌いや、部屋は一人がええな…
それにしても初対面の時よりゾムの殺気が消えた。殺す気は無くなった、飽きたのか何なのか。殺されて使い魔になるなんてほぼ自由ないもんなぁ…
ら「寮の空き部屋？あるけど1人ぼっちでいいの？」
『はい、1人の方が落ち着くので』
ら「…あれ、何か不自由があったら先生に言う事！先生は人間大好きだからね！」
と、頭を撫でられる。その時の先生の笑顔は本当は人間じゃないかと疑う程優しい。嫌、天使なのか、神様なのか、優しい先生な事には変わりないけど
番号に沿い歩けば辿り着いた289号室。寮の中は広くて広くてほんとに疲れた、人誰も居ないし…
中に入れば、2つのベッドに明るいランプ、綺麗な紺色のキッチン。必要最低限だが全て綺麗で驚いて固まる
ツヤツヤの家具に開いた口が塞がらない。ほんまこの学園凄いな…
ケープを脱ぎ捨て腕まくりする。本番でケープが使えるとは限らないし、ケープを着たままじゃ銃のピントも定まらないしな。練習せな！
荷物を置いて部屋を出る、ゾムは何処に居るだろうか？
僕が出ると同時に奥のドアが開く。出てきたのは猫の獣人、真っ黒の髪に真っ黒の瞳、目があった瞬間大きく開かれた
「あー、人間…」
瞬く間に詰められた距離にドキリとする。バクバク鳴る心臓を抑えたいが腕を掴まれ、生憎何も出来ない
「何も出来ない肉塊、喰われる為に生まれたん？」
ニヤニヤ笑う顔を見つめていれば、反応が悪くて不満なのか長い爪を首に当てられる。ガチやん、皇族か何かなんかコイツ
「イキってますねぇ」
ばちんッ！！
項に冷たい水滴が当たった。それと同時に後ろから大きな風圧がかかって、前の猫は水浸しのビチョビチョ。
振り向けば何にもなくて、目に何かが入る。蹲り目をぱちぱちして擦ると何かが取れた、小さな鱗、小指の爪の半分くらいのそれはキラキラ光る。
目が治る頃には猫は消えとったし誰も居ないし、誰が助けてくれたんかも分からへんし、めっちゃカッコイイ魔法放って消えてくやん…
「ホンマに弱いやん…」
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亀さん(プロフ) - まかろんさん» 初コメありがとうございます！長らく開けてしまいましたが、また更新頑張ります！🥰 (2月5日 21時) (
レス) id: be49aa7331 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん(プロフ) - ミルクさん» 初コメありがとうございます！とても嬉しいです〜!!🥰また更新頑張っていきます！ (2月5日 21時) (レス) id: be49aa7331 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん(プロフ) - クリスさん» 初コメありがとうございます！長らく更新できていなかったので頑張ります！🥰 (2月5日 21時) (レス) @page12 id: be49aa7331 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 続きが楽しみです！ (11月7日 0時) (レス) @page11 id: 0b9bf29afb (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 設定からストーリーまで全部好きです！このご時世色々あって大変だと思いますが更新頑張ってください。続き楽しみに待ってます！ (10月16日 18時) (レス) @page11 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀さん | 作成日時：2023年1月4日 16時
