君と見る景色 (ページ15)

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「、、、、、、、やります。やらせてください。」

蓮「うん。ありがとう。

拓実、あのね、大会までさ時間は無いよ。あと1週間もない。
でもあおいの変わりなんかじゃない。拓実のダンスで魅せて欲しい。この曲を振り付けを最高に輝かせてほしい。
拓実なりに。それが拓実ならできると思った。
あおいと比べてとかそんなこと考えなくていい。あおいの思いも背負って、拓実なりにこの大会を楽しんでほしい。
せっかくダンスしてるんだから。楽しんでやろうよ。」

「、、、、、、蓮先生、俺さ、わからへん。
あおいがこうなったんは俺のせいや。やのに、、、、」

蓮「拓実のせいじゃない。
何度も言うけど本当にそれは違う。じゃあ誰が悪いんだってなってこの人って犯人をたてることは、難しくもあるよ。
でも、絶対に拓実のせいじゃない。あおいもそんなこと思ってないし、思って欲しくないと思う。
あおいがこの大会にどれだけ大きな思いを持ってるか、俺らは痛いほど知ってる。でしょ？
きっとその気持ちは今のあおいも変わってないと思う。
さっき話したけど、悔しいと思う本当に。気持ちも整理できてないと思う。
でも、大会の結果は諦めてないし、大会にかける気持ちも何も変わってないよ。
でもね、本当に悔しいけど、あおいはステージに立てない。
でも、その気持ちを背負って一緒にステージに立つことはできる。
きっとその思いを託したい相手は拓実だと俺は思うよ。」

「、、、、、、そうっすね、、、、、うん。
俺がちゃんとあおいをグランプリに連れていきます。
一緒にトロフィー持ってみせます。」

蓮「うん。あとちょっと、一緒に頑張ろう
引き止めてごめんね。あおいのとこ行ってあげて。でも車であおいのお母さん待ってるからあんまり長くならないようにね。」

「はーい、蓮先生、本当にありがとう。」

蓮「俺は何もしてないよ、ちゃんと結果で示してあおいを喜ばせようね」

「はい！」

ガラガラ

あおい「........」

スタジオに入るとただ壁にもたれかかって座ってぼーーっとしてるあおいがいた。

「.......あおい？」

あおい「あ、、、、、、拓実。
来てくれてありがとね
なんか拓実に会いたくなったっていうかそばにいて欲しくなって、、、、電話したら来てくれるかなって」

「当たり前やん。」

あおい「.......大会出たかった、、、、、」

きっと蓮先生の前でも言えなかった本音。
あおいの今の心の底からの気持ちを聞いた気がした。