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あおいside
蓮「あおい、着いたよ」
拓実と別れた後、気づくと蓮先生の車で寝てしまっていた。
「あ、ごめんなさい」
蓮「全然いいよ。疲れたもんね。
俺のでよかったらクロックスあるけど、履ける？」
「え、いいんですか？」
蓮「全然いいよ。スニーカー履くの痛いと思うし」
「ありがとうございます。
ふふ笑ぶかぶかだ笑笑」
蓮「歩きにくいかな。大丈夫？」
「うん。大丈夫です！歩くのゆっくりでもいいですか？」
蓮「もちろん。じゃあ行こっか。
お母さんも、もうすぐ着くみたい」
看護師「問診票書いて待合室で少々お待ちください。」
ゆっくり蓮先生の肩を借りながら駐車場から歩いてきた。健康体な私は病院にくるのなんて久々。
夜の病院だからなんだか薄暗くて気味が悪い。患者さんも少ないくて静かだから余計に怖い。
「蓮先生」
蓮「ん？」
「なんか夜の病院ってなんか怖いですね」
蓮「ふはっ笑たしかにちょっと気味悪いかもね
まだまだお子様だね笑」
「・・・・・・」
蓮「ねぇ拗ねないで笑」
看護師「桜庭あおいちゃん、診察室どうぞ」
患者さんも少ないからすぐに呼ばれて、またゆっくり歩いて診察室に入る
医者「足、痛めたんだよね」
「・・・・・はい」
蓮「踊ってたところを、チームメイトに押されてバランスを崩して転んでその時に足を捻ったみたいで」
医者「お父さんですか？」
「ふはっ笑笑」
医者「え？」
蓮「こら、あおい笑。
この子のダンススクールの先生してて、今日はお母さんがまだ到着されてないので代わりに付き添いで来ました」
医者「あぁなるほど笑」
その後、軽く診察を受けた。
医者「かなり腫れて、青紫に変色してるからレントゲン撮っといたほうがいいんですけど、うちは夜レントゲン担当のものがいないから撮れなくて、明日の朝、もう一回来てもらってもいいですか？
自力で歩けてるので折れてはなさそうだけど、ちょっと心配なので。
見た感じ重度の捻挫かなとは思いますが。今日は湿布と痛み止め出しておくので明日の朝もう一度来てください。」
「あの！」
医者「はい。」
「あの・・・・・えっと」
蓮「・・・・・・」
「一週間で治りますか・・・・？」
医者「・・・・・・・・なにか予定があるんですか？」
「大会が！ダンスの全国大会があるんです！」
医者「・・・・・・・今の段階では何とも言えません。明日レントゲン撮ってから考えましょう」
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作者名：ao72lvhsjsznraa | 作成日時：2024年2月25日 22時
