１０． ページ12
蓮side
拓実「でも、自転車」
「車の後ろの乗せてくれるって。夜遅くまで、ありがとうね。明日ちゃんと寝坊せず学校行くんよ？」
拓実「はーい。あおいじゃないからできます笑」
あおい「な？！私もそれくらいできるし！」
拓実「いっつもぎりぎりに家出てくるやつがよう言うわ」
「はいはい。あいかわらず仲いいよね。あおいはこのまま一緒に病院。お母さん今から病院向かってくれるらしいから、あっちで合流。自転車はしばらくここ置いといていいよ。」
あおい「はーい。はぁ。病院か」
拓実「なんやびびってるんか？」
あおい「べつに！！びびってなんか・・・・うそ。怖い」
拓実「・・・・・・・」
あおい「なんちゃって・・・笑」
ぎゅ
あおいside
我慢できずぽろっと本音を漏らしてしまった。
また拓実にバカにされるかなって思ってると視界が真っ暗になった。
拓実「強がらんでいい。もうなるようにしかならん。今は自分の体一番に考えろ」
拓実がぎゅっと抱きしめてくれてた。
「っ・・・」
蓮「拓実の言う通りよ。無理な話かもしれんけど今はもうなんも考えんとき。」
拓実「あ、お母さんもうすぐ着く言うてるわ」
蓮「お、じゃあゆっくり下降りようか。」
拓実「ん。」
「え？笑」
拓実「歩かれへんやろ、下までおんぶしたる言うてるねん」
「ふふ笑。
じゃあお言葉に甘えて」
蓮「階段、気を付けてね」
拓実「はーい。
てかお前重ない？」
「はぁ？！！」
拓実「ちょ動くな落とすぞ笑笑」
下に降りるとちょうど拓実のお母さんが迎えに来た。
拓実母「あおい、大丈夫？」
「へへ笑やっちゃった」
拓実母「拓実にできることやったらなんでもさしたらいいからな」
蓮「お母さん、夜遅くになってしまってすみません。」
拓実母「あおいもうちの子みたいなもんですから。」
拓実の自転車を拓実のお母さんと蓮先生で協力してトランクに入れている。
「ねぇ、もう降ろしてくれていいよ？」
拓実「お前靴はいてないやん。」
「あ・・・・・」
拓実「ちょいまち
蓮先生、車のカギ貸してください！あおい突っ込んどきます！」
蓮「はーい」
蓮「お迎えありがとうございました。道暗いので気を付けて帰ってください」
拓実母「ありがとうございます。
拓実帰るよ！」
拓実「ちゃんと後で連絡寄こせよ？
じゃあまた明日」
「うん。たくみ！！」
拓実「ん？」
「色々ありがとう！」
拓実「おう。はよ病院いってこい！！」
「うん！ばいばい！」
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作者名：ao72lvhsjsznraa | 作成日時：2024年2月25日 22時
