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・・・・その言葉にハッとなって慌てて顔の向きを変えると
さっきまでの笑顔とは一変して、
明らかに不機嫌モードの健人くん。
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A「・・・こないだね、風磨君と帰り一緒になって、
あたしが電車で寝過ごしちゃうところを
わざわざ一緒に降りてくれて、助けてくれたんだ。」
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さすがにお姫さまだっこのくだりは・・・・、
口が裂けても・・・・言えない。
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健人「・・・・Aさん。」
A「・・・・うんっ?」
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健人「・・・・バカ。」
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・・・・ん?
バっ・・・・バカ?
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これって、もしかして・・・・やきもち?
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って、ちょっと、待ってよ!!!
健人くんの方がウェイターしながら、他の女の子に
ヘラヘラ、いちゃいちゃ・・・・してるじゃんっ!!
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A「そっ、そうだ。健人くん、
来週会社終わったら遊園地行かない?」
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こんなことで、健人くんと無駄な喧嘩はしたくない・・・・。
なんとか、この空気を変えないと・・・。
でも・・・・、
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健人「何それ?話、誤魔化してるの?」
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・・・・相変わらず、不機嫌モードの健人くん。
もう・・・ガキっ!!ガキだっ!!!
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健人「・・・・いいよ。
その誤魔化し・・・・のってあげるよ。」
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また、あたしの頬に触れながら、
そう・・・・、ひとことだけ呟いた。
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こんな、嫌味・・・言われてるのに
こんなにバカみたいに大事に触れられたら・・・・怒れないよ。
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あっ、健人くん・・・・右利きなんだよね・・・・。
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左頬ばっかり・・・・めちゃめちゃ熱いよ・・・・。
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作者名:心愛 | 作成日時:2014年10月21日 9時