検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:142,263 hit

◆126 ページ29

.







勢いのまま・・・やって来たのは、近くの公園








A「・・・ごめんなさい。

健人くん、あたし・・・・ (健人「・・・・・・・っ。」









あたしの言葉に被さるように聞こえてきた健人くんの声。








下を向いていて表情が見えない・・・。








でも・・・・・・

・・・・えっ?!!








もしかして・・・・笑ってる?









A「・・・?健人くん?」







.








.









.









.









健人「Aさん、どうせ仮病でしょっ?

クリスマスに備えて編み物とかしてたんじゃないの?」








顔を上げて、ニコッと笑いながら、あたしにそう言った。









・・・・・・・っ?!!







健人くん・・・・

もしかして、全部・・・・・・・









A「・・・・ど・・・して?」









あまりにも、驚きすぎて

そう口にするのが、精一杯だった。









健人「こないだ、Aさんが、階段でフラついたとき

背中に毛糸の糸くず付いてたもんっ♪」









"あっ、待ってAさん!!背中にゴミていてる"








あっ・・・!!あのときだ・・・・。








健人「Aさんのことだから、クリスマスに

またベタなシチュエーションに憧れて

手編みの何かを頭痛いとか言ってみたり

階段でフラついちゃう位に

頑張って作ってるのかなぁと思ってさっ♪」









健人くんがニコニコと笑いながら、得意気に言った。









健人くん・・・・全部、気づいてたんだね・・・・・・。









健人「Aさん・・・・本当・・・・うそつきっ♪笑」








.









健人くん、もしかして

全部分かってて・・・・あたしのことからかってたの?









ひどいよ・・・・









A「健人くん、心の中であたしのこと

バカだなぁって笑ってたの?ひどいよ・・・・。

あたしが、どれだけ"特別な日"の為に

頑張ってたと思ってんのっ!!!」








恥ずかしくて、そして、悲しくて・・・









いろんな感情があたしの心の中を入り交じる・・・。









耐えきれず、あたしの目には、涙が溢れてきた。









でも、そんな感情的なあたしとは対照的に

健人くんは、優しい笑顔をあたしに向けて








あたしの涙を優しく拭いながら・・・・








.

◆127→←◆125



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (372 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
358人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 中島健人 , 菊池風磨   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心愛 | 作成日時:2014年10月21日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。