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名前を呼ばれて振り返ってみると
そこにいたのは風磨くんだった。
A「どうしたの?風磨くん?」
風磨「お昼お持ちしました♪」
A「えっ?」
そう言って風磨くんは
手に持っていたものをあたしに差し出した
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A「うわぁ〜!!カツ丼だっ♪
うれしい♪ありがとう風磨くん!!
すごいねっ!!
こんなに気が利くなんて
さすが、大人のウェイターさんだねっ!!」
めっちゃ、ハイテンションのあたしとは対照的に
なんとも複雑な表情の風磨くん
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風磨「なんでだろう・・・・」
A「えっ?」
風磨「なんで、中島は俺に持っていくように
頼んだんだろう?
こんなに嬉しそうに笑うAちゃんに会えるのに・・・・」
A「・・・・・・・・そうなんだ」
風磨「俺、中島に自分で持っていくように
言ったんだけど・・・・・・」
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そっかあ・・・・健人くん
ちゃんと、あたしの気持ち分かってくれてるんだね
"仕事に専念してねっ!!頑張れっ!!"って
そう、言ってくれてるんだね・・・・・・
本当・・・・・・・・不器用なんだから・・・・・・
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A「風磨くん・・・・?」
風磨「っん?」
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A「健人くんにありがとうって
伝えてもらっていいかな?」
風磨「・・・・・・・・おう」
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さっきまで、腑に落ちない表情の風磨くんだったけど
何かを察したのか、あたしの言葉に
優しく微笑んで頷いてくれた・・・
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作者名:心愛 | 作成日時:2014年10月21日 9時