◆59 ページ10
.
……っえ？
.
A「何でうちの会社?!!
健人くん､電機系狙ってたじゃん!!」
健人「俺､メーカーの営業がやりたいだけで
業種にはこだわってないよ｡」
A「だったら尚更､手近な会社じゃなくて
いろんな会社があるじゃん!!」
健人「だって､麻里子社長なら社食でバイトしてる俺を
ひいき目で見てくれるでしょ？」
A「社長は､あんな風に見えてそういう所､結構シビアだよ？
ってか､健人くんひとつ内定もらってるんだから
今さらコネなんて使う必要ないでしょ？」
健人「あっ､違った!!
Aさんががいるからこの会社受けるんだ｡」
A「ちょっ、ちょっと!!」
健人「あっ､そのぶたうさぎ1本目で当たったから♪」
A「えっ？」
.
健人「さて､問題です!!
今､言ったこと…どれが本当でしょう?笑」
悪戯っぽく笑いながら健人くんがそう言った。
A「もう……からかわないでよ｡
全部……うそでしょ？」
健人くんはそんなあたしの言葉にふふっと笑って……
.
健人「正解は……全部､本当……｡
俺は､ただ、ずーっと
Aさんのそばにいたいだけだよ……｡」
.
健人くんは真っ直ぐに､あたしの目を見てそう言った｡
.
"太輔先輩の弟"
.
"年下"
.
"社食のウェイター"
.
健人くんへのいろんなフィルターを外したら
少しずつ見えてきた……。
.
あぁ……あたし……
健人くんのことが､好きだ……。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：心愛 | 作成日時：2014年9月30日 17時
