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陽「えっ？健人くんがわからない？」
麻「長谷川はさぁ､健人くんのことが分かんないから
面と向かって話してきたんでしょ？」
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あ「それもあるけど……
自分のことがよく分かんないよ……｡」
2人「……っへ？」
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長い…長い…キス｡
どちらともなく､ゆっくり離して
お互い顔を見合わせた｡
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健･あ「……あっ!!面接っ!!」
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A「だよねっ？これから？」
健人「そうそうっ!!もう､行かなきゃっ!!」
A「頑張って!!」
健人「うんっ!!ありがとう､Aさん」
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遠ざかっていく健人くんの後ろ姿を
あたしは健人くんの姿が見えなくなるまでずっと見ていた……｡
*
*
*
A「別れたのあんなキスした自分が
本当……分かんない。」
麻「なんだっ!!
やっぱり､好きなんじゃないっ♪」
A「･････分かんない」
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こんなに自分のことが分からなくなってしまうなんて
生まれて初めてかもしれない……。
あたし……どうしちゃったんだろう……。
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作者名：心愛 | 作成日時：2014年9月30日 17時
