現在の足跡47 ページ10
鶯「香膏の作り方は
錬金術とはだいぶ
違うんよ。
こんな感じに、優しく…杵を握って…
手の平をぴったりひっつけたほうが
滑りにくくなってええよ…
あとは、あんたの慣れたリズムでやったら
ええわ…霓裳花の水分が…」
鶯さん、教え方の癖がすごい…。
蛍「うんうん、わかった…」
鶯「へぇ〜、やっぱり素質あるわ。
すぐ理解しはった。ほんなら、材料持って、
近くの合成台でやってみましょか？
3種類とも作るんよ。オイルの段階やと見た目
がかなり似とるけど、香膏ができたら違う箱に
入れたるから。」
鶯さんは嬉しそうに説明を続けた。
合成台のところに行くと蛍に尋ねられた。
蛍「あおい、ここの合成台、
使っていいの？」
『いいよ？』
蛍「誰もいないのに？」
『うん、どうして？』
パ「あー、モンドではティマイオスっていう奴
が合成台にいたんだよ。蛍はいつも合成台を
使いたいのにティマイオスに話してたからな」
そういえば、モンドでは、
合成台の近くに人が立ってた気がするな…。
パイモンとそんなことを話していたら、
蛍は合成し終わったようだ。
蛍に見せてもらったけど
…………………違いが分からなかった。
全部同じに見える…。
［春香家］に戻って、鶯さんに見せた。
鶯「うん、ええ霓裳花やね。
残すはイチバン肝心な工程や…
さっきのを水の中に入れて、水分が蒸発する
まで弱火で煮るんよ。この時の火加減がほんま
に大事よ。強すぎたら香りに影響が出てまう
火加減のコントロールに注意してな、
これが最後の工程やから。霓裳花の水分が一滴
も入らんよう、しっかりな。」
鶯の指導のまでもと、蛍とあおいは
彼女に香膏を作り上げた…
鶯「よし、無事に３種類とも香膏ができたわ
えぇ仕事っぶりやったよ。助手さん。
あんたって…心の思いのまま努力できる人
なんやね、貴重やわ。」
蛍「鶯のことを考えてた。」
蛍って、そんなことを考えてたんだ…。
鶯「あら、ウチが適当に言ったこと
覚えててくれたん？想像よりええ大人やね。
危ぃ付けな…ウチまであんたの虜になって
しまいそう､フフッ。
さて、それぞれの香膏について紹介して
あげるわ。タイプの子に合わして、
プレゼントするんよ。」
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アオ猫又(プロフ) - リアさん» 間違っていました、指摘コメありがとうございます！これからも楽しんでもらえるように更新、がんばります！ (2022年2月25日 12時) (
レス) @page3 id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 「送仙儀式」が「迎仙儀式」になっていると思うのですが…どうでしょうか？もし勘違い・理由有りでしたら、申し訳ないです… いつも楽しく読ませていただいてます！ (2022年2月25日 11時) (レス) @page3 id: 7480b8ed6f (このIDを非表示/違反報告)
アオ猫又(プロフ) - 月木あやさん» 間違ってました！！教えてくださりありがとうございます！更新、がんばりますね！ (2021年9月29日 15時) (レス) id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - もし理由があってのことでしたら申し訳ないのですが……これからも更新、楽しみにしています！！ (2021年9月29日 8時) (レス) id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！夢主ちゃんの設定からもう好きです笑 一つ気になったのですが、「先祖の亡骸」を原作では「仙祖の亡骸」と表記されていると思うんです。 (2021年9月29日 8時) (レス) @page3 id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ猫又 | 作成日時：2021年9月4日 9時
