現在の足跡41 ページ4
鍾「詳細は割愛させてもらう。
まずは俺と共に商人から材料を
もらいに行くぞ。」
『霓裳花だったら…、どこでしたっけ？』
やばい、久しぶりすぎて店の名前は覚えてる
けど、どこだったか…。
鍾「店の名前は？」
『万有商舗です。』
鍾「ふむ、ではこちらだ。」
蛍「あれ？あおい、覚えてなかった？」
『ごめんね、店の名前は覚えているんだけど、
ちょっと忘れてた。』
蛍「なるほど、そういうこともあるよね。」
そんなことで、鍾離先生が案内してくれた。
パ「店主、霓裳花ってあるか？」
博「霓裳花？もちろんあるよ、
どの種類をお探しで？」
パ「うん…種類？
い、一番品質のいいやつが良いよな？
霓裳花ってそんなに種類があるのか？」
博「ふん、何も知らない他国の人間か、
そんなことを聞くとは…」
これでは、蛍たちが可哀想だ。
私は鍾離先生とアイコンタクトで
切り出すことにした。
『霓裳花の［金屋蔵嬌］、［山の花錦］、
［縹渺たる仙縁］、』
鍾「この３種類の霓裳花を
それぞれ１株見せてくれないか」
博「ーーーおおッ！お客さん方、
玄人ですな！隣の二人は召使いでしょうか、
召使いなら、旦那様とお嬢様より先に口出し
しないほうがいいぞ。」
蛍「パイモンを非常食した報いか…。」
蛍がそんなことを口走っていたのを
聞いてしまった…。
博「さあ、さあ、ご覧ください。
何か質問がありましたら、ぜひ遠慮なく。」
鍾「ふむ、育った環境によって交配状況に
よって、霓裳花の特徴は変わるが…
店主が用意した霓裳花はどれもいい状態で
保存されているな。」
『そうですね…これとか、』
私は鍾離先生の目線の先にあった霓裳花を
見つめて、言った。
鍾「あおいのとおりだ。例えばこの品種、
枝が生い茂り、花蕊が金の屋敷に隠された美人
を思わせるこの様。緑の葉が長く育ち、
その多くは水の条件が複雑な場所で成長する。
そしてこっちだ。山の麓や湿気の多いところに
ある霓裳花は花弁が大きく育ち、花弁が密集
しているため香りが濃くなり、まさに花錦の名
にふさわしい。最後の品種は、枝も葉も花も
密度がかなり低く、花が咲く時の香りも淡い
が、一番長く持つ。古人が仙人のもとを
訪れるための山に登った時、偶然見つけた
ものだ。」
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アオ猫又(プロフ) - リアさん» 間違っていました、指摘コメありがとうございます！これからも楽しんでもらえるように更新、がんばります！ (2022年2月25日 12時) (
レス) @page3 id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 「送仙儀式」が「迎仙儀式」になっていると思うのですが…どうでしょうか？もし勘違い・理由有りでしたら、申し訳ないです… いつも楽しく読ませていただいてます！ (2022年2月25日 11時) (レス) @page3 id: 7480b8ed6f (このIDを非表示/違反報告)
アオ猫又(プロフ) - 月木あやさん» 間違ってました！！教えてくださりありがとうございます！更新、がんばりますね！ (2021年9月29日 15時) (レス) id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - もし理由があってのことでしたら申し訳ないのですが……これからも更新、楽しみにしています！！ (2021年9月29日 8時) (レス) id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！夢主ちゃんの設定からもう好きです笑 一つ気になったのですが、「先祖の亡骸」を原作では「仙祖の亡骸」と表記されていると思うんです。 (2021年9月29日 8時) (レス) @page3 id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ猫又 | 作成日時：2021年9月4日 9時
