現在の足跡57 ページ20
山「フフフ、
詳しいお客さんから
たまに褒められるのも、
私の楽しみの一種だよ。」
鍾「では、品物を貰おう。
金に関しては…。」
あれ…。そういえば、追加のお金ってタルタリヤから
貰ってたっけ？…もしかして。無い…？
蛍「［金に関しては］！」
タ「俺が払うよ。」
蛍のタイミングでタルタリヤが来た。
え。タイミング凄い…。
パ「あっ､【公子】だ。」
蛍「待ち伏せ？」
タ「ハハッ。まさか？偶然通りがかっただけだよ。
鍾離先生は相変わらずだ…支払いをする時…
いや、誰かが支払いをしてくれる時、
いつも値段を見ないし、財布の中身も見ない。」
先生の癖になってきてるのかな…。
タ「だか、実際は金銭の価値を理解していて、
世間の人の苦しみだって理解している。
それなのに［貧乏］ということがわからず、
彼自身がそうなりうる可能性を分かってない…
もしくは、金を持っていない自分を想像できない、
と言ったほうがいいかな。」
パ「ありえない！よくここまで餓死せずに
生きてこられたな。」
パイモンはタルタリヤの話を聞いて、びっくりしていた。
鍾「［公子］殿は相変わらず冗談を言うのがお好きだ。
さて、凧も手に入れたし、次の準備だ。
急速は不要だろう。」
『冗談…？』
冗談の話なのかな…。
鍾「［迎仙儀式］には物だけではなく、人手も必要だ。
埠頭の付近なら、労働者を雇えるだろう。」
タ「蛍、あおい。この金を持っていくといいーーー
あと言わなくても分かるよね？値切りは君たち自身で
すること、鍾離先生に任せたらダメだよ。」
タルタリヤは懐にあったのか、
蛍と私にモラが入った袋をそれぞれに渡した。
私達は、迎仙儀式の労働者を集めるために
埠頭の付近へと向かった。
タ「うん…一歩遅かったな、
なにやら面白い情報を聞き逃したみたいだ。
…今度は、もっとタイミングを見計らって登場しないと」
そんなことをタルタリヤが言っていたのには
気づかずに。
阿「仕事？いいよ。でも言っておくけど、
俺は冒険者協会の候補メンバーだから、冒険依頼は
ウェルカムだけど、書類仕事だったら断るよ。」
鍾「冒険か…。山奥で儀式に使う晶蝶を捕まえるのは、
ある意味冒険かもしれないな。」
蛍「勇敢な冒険者よ。晶蝶は5匹欲しい。」
阿「え？それなら難しくないし、
冒険者協会にうってつけかなぁ。
１万５千モラでどうだい？」
鍾「適正な価額だ。」
蛍「いや、値段の交渉をしよう。」
蛍は阿三さんと交渉を始めた。
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アオ猫又(プロフ) - リアさん» 間違っていました、指摘コメありがとうございます！これからも楽しんでもらえるように更新、がんばります！ (2022年2月25日 12時) (
レス) @page3 id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 「送仙儀式」が「迎仙儀式」になっていると思うのですが…どうでしょうか？もし勘違い・理由有りでしたら、申し訳ないです… いつも楽しく読ませていただいてます！ (2022年2月25日 11時) (レス) @page3 id: 7480b8ed6f (このIDを非表示/違反報告)
アオ猫又(プロフ) - 月木あやさん» 間違ってました！！教えてくださりありがとうございます！更新、がんばりますね！ (2021年9月29日 15時) (レス) id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - もし理由があってのことでしたら申し訳ないのですが……これからも更新、楽しみにしています！！ (2021年9月29日 8時) (レス) id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！夢主ちゃんの設定からもう好きです笑 一つ気になったのですが、「先祖の亡骸」を原作では「仙祖の亡骸」と表記されていると思うんです。 (2021年9月29日 8時) (レス) @page3 id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ猫又 | 作成日時：2021年9月4日 9時
