現在の足跡54 ページ17
ピ「ふぉっふぉっ。
素直な子じゃ。
欲しいならそのまま
持っとるといい。」
蛍の発言に対して、ピンばあやは怒りもせず、
そう言った。
ピ「でも、この鈴は寂しがりやでね、
いつの間にかこっそりばあやの所に戻ってるかも
しれないよ。
さあ、鈴は渡したし、お行き。
それと、あなたたちにお使いを頼んだ人に
伝言を頼みたい…
時間があったら、お茶をしに来てほしい。
ばあやの持ち物は少ないが、急須ぐらいは持っておる。」
なんとなくだけど、誰が頼んだのか予想はついている
んだろうな。
パ「おう！伝えておく。ありがとな！」
ピンばあやさんは私達を見送ってくれた。
玉京台に着くと、そこには鍾離先生が待っていた。
鍾「ああ、確かに、［洗鏖の鈴］だ。
…ふむ。いい状態だな。一緒に香膏も置いておこう。」
私達は鈴と香膏を近くの机の上に置いた。
蛍「ピンばあやと知り合いなの？」
鍾「知り合いがいなければ、鈴が彼女のところにある
としらないだろう？」
パ「うーん…あやしいぞ！でも言いたくないなら、
今は聞かないでおいてやる。」
さも、当たり前のように蛍の質問に答えた鍾離先生に
疑問を感じたパイモン。でも、深く追求してなくて、
優しいな…
『そうだ、ピンばあやさんから
伝言を預かってるんです！』
パ「あおいのいう通りだ！
［時間があったら、お茶をしに来てほしい。
ばあやの持ち物は少ないが、
急須ぐらいは持っておる。］ってさ。」
パイモンはピンばあやさんに似せて
伝言を鍾離先生に伝えた。
鍾「ハハハッ。その口調、似合わないな。
しかし、彼女の急須は確かにいいものだ。
美味い茶が飲める。」
確かに、ピンばあやさんにもらったときのお茶は
普通の茶よりも美味しかったなぁ…。
鍾「時間があったら…いい茶葉を持って、
彼女に会いに行こう。」
パ「それで、儀式にはあと何が必要なんだ？」
鍾「ああ、次は…凧を買いに行くぞ。」
パ「凧？一緒に遊んでくれるのか？
まさか…休憩時間？」
『そうじゃないんだよ、パイモン。』
パ「？」
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アオ猫又(プロフ) - リアさん» 間違っていました、指摘コメありがとうございます！これからも楽しんでもらえるように更新、がんばります！ (2022年2月25日 12時) (
レス) @page3 id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 「送仙儀式」が「迎仙儀式」になっていると思うのですが…どうでしょうか？もし勘違い・理由有りでしたら、申し訳ないです… いつも楽しく読ませていただいてます！ (2022年2月25日 11時) (レス) @page3 id: 7480b8ed6f (このIDを非表示/違反報告)
アオ猫又(プロフ) - 月木あやさん» 間違ってました！！教えてくださりありがとうございます！更新、がんばりますね！ (2021年9月29日 15時) (レス) id: 6f2bf6bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - もし理由があってのことでしたら申し訳ないのですが……これからも更新、楽しみにしています！！ (2021年9月29日 8時) (レス) id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
月木あや(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！夢主ちゃんの設定からもう好きです笑 一つ気になったのですが、「先祖の亡骸」を原作では「仙祖の亡骸」と表記されていると思うんです。 (2021年9月29日 8時) (レス) @page3 id: 69dc05a968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ猫又 | 作成日時：2021年9月4日 9時
